I Feel Fine(アイ・フィール・ファイン)/The Beatles(ビートルズ)
イギリスとアメリカでのリリースは1964年の11月。
それから遅れること約2か月後の、1965年1月に日本でリリースされました。
作者の名義は「レノン&マッカートニー」となっていますが、実質上はジョンの作品。
フィードバック奏法を使用した初期の事例として、今でも語り草になっている名曲のようです。
ジョンは後のインタビューで「ポップスで最初にフィードバック奏法をやったのは自分たちだ」と、豪語しているのだとか。
そんな名曲であるにも関わらず、ジョンは当初、シングルにするかどうか迷った模様。
「エイト・デイズ・ア・ウィーク」のレコーディング・セッション中に、本作のギターリフが頭に浮かんだレノンは、演奏の間ずっとリフが鳴っているような曲を想定して本作を書いた。レノンは翌朝のスタジオでリンゴ・スターに「こんな曲を書いたんだけど、粗末な出来なんだ」と伝えたが、前日に思い浮かんだギターリフをつけて試し、シングル曲向きであると判断したため、そのまま使用されることとなった。
引用元:Wikipedia|アイ・フィール・ファイン
さらにこの楽曲では、現在のプロモーション・ビデオ(PV)の走りともいえるプロモーション・フィルムも制作されており、ジョン、ポール、ジョージが演奏するバックで、リンゴがひたすらエアロバイクをこぐという、摩訶不思議な内容となっております。
ちなみに、この映像を元にAC/DCが『You Shook Me All Night Long』のPVを制作した。
…なんてことは、あり得ないでしょうねぇ(もしよろしければ⇒⇒⇒)。
そんな意味不明なミュージック・ビデオではありますが、PV草創期の凡例として、ある意味貴重な映像かもしれません。
初登場は1964年12月5日の22位。
同年12月26日より3週連続1位を記録しています。
和訳版はこちら。
翌年にはベンチャーズもこの曲、『アイ・フィール・ファイン』をカバーしています。
コメント
4 件のコメント :
こんばんは。
懐かしい1曲ですね~。
ビートルズを初めて知ったとき、この曲は直ぐにお気に入りの1曲になりました。
意外とリンゴのドラムがリズミカルで面白い叩き方しているんですよね。
ここでのジョンのヴォーカルは、凄くロックしていて大好きです。
240さん、コメントありがとうございます。
言われてみれば、そうですね。
リンゴのドラムの叩き方は、とてもユニークです。
ビートルズって、こういう誰も気づかないところで、しれっと凝ったことをやっちゃう場合がありますよね。
小生はビートルズ初期名曲についてはベスト盤「オールディズ」でしたが、中学1~2年ころに針が擦り切れるほど聴いていました。「赤盤」の方は買いませんでしたが2枚組ですから名曲の幅は広がりますよね。ビートルズ結成や初期曲の60周年のサイクルに入ってきました。10年に数回仕掛けてくる「結成〇〇周年、解散××周年、名盤△△周年」の節目商業イベントで若い世代にその名曲は受け継がれてきました。この永遠のループでビートルズ音楽は確実に若い世代に受け継がれていきますよね。
ローリングウエストさん、コメントありがとうございます。
そういえば、2022年度(発表は2023年)の「日本ゴールドディスク大賞」の、アーティスト・オブ・ザ・イヤー洋楽部門は、2年連続でビートルズでした。
なんでもビートルズの受賞は8回目で、これは歴代最多記録なのだそうです。
ちなみに一昨年は「ゲット・バック効果」、昨年は「60周年」。
永遠の商業イベント・ルームもそうですが、やはりビートルズそのもののセールス・パワー、と言いますかブランド力がなければ、その永遠の商業イベント・ループは成り立たなくなってしまいますよね。
コメントを投稿