We Belong(ウィ・ビロング)/Pat Benatar(パット・ベネター)
先日、大橋純子さんの訃報を知ったとき、なぜか彼女のことを思い出してしまいました。
といっても、彼女と大橋さんには何の接点もないのですが、個人的に「なんか似てるな」ってずっと思ていました。
ところで80年代を主戦場としている私としては、本記事の主役であるパット・ベネターといえば、やはりこの曲でしょうか。
1985年、アルバム『トロピコ』からのファースト・シングルであり、『愛の嵐』と並ぶ最大のヒット曲です。
1978年にデビューを果たした彼女は、もともとはハード・ロック・シンガーです。
この『ウィ・ビロング』で初めて彼女のことを知った私からしてみれば、その事実に驚きでした。
しかも、ロック・シンガーとしての彼女の実力は折り紙付きで、グラミー賞では1980年から4年連続で最優秀女性ロック・ボーカル・パフォーマンス賞を受賞しています。
しかし、この『ウィ・ビロング』では、ポップ・ミュージックに路線変更。
5年連続のグラミー賞受賞はなりませんでした。
そういえば、私の地元の新聞では、彼女のそのパワフルな歌唱力から、「白いティナ・ターナー」と称していた記憶があります。
そんな彼女は1982年に、自身のバック・バンドでギターを担当していたニール・ジェラルドと結婚。
そのため、このPV撮影時には、彼女が妊娠中だったことも大いに話題を呼びました。
彼女がこの時期にポップ・ミュージックを選んだのも、「これから母になることが、何か彼女の心境の変化をもたらしたのでは」との見方をする人も。
ただし、このアルバムよりあとの彼女は、ちゃっかりロックしていました。
初登場は1984年10月27日の45位。
翌年1月5日より2種連続5位を記録しています。
<<2週連続5位を記録した時のヒットチャートはこちら>>
(星船さんのブログより)
<<音時さんによる和訳はこちら>>
2019年の『アメリカン・アイドル』でのライブ。
デュエットした相手は、どうやら素人さんのようです。
もちろん、隣でアコギを弾いているのはニール・ジェラルド。
う~ん…
よく見れば似ていないような、でもやっぱり似ているような…。
コメント
2 件のコメント :
パット・ベネター大好きでした!1979年に1st盤「真夜中の恋人」でデビューし、初シングル「ハートブレイカー」がヒット、声に張りがありでストレートに伝わるシャウトの歌唱力、色気も持ち併せた女性シンガーが現れたな~と思ったものです。た「強気で愛して」が初のTop10入りして何とグラミー賞を獲得でしたね。「見つめあう夜」「ファイアー&アイス」あたりからケバイ印象が薄まって、比較的素に近い形でメロディアスなボーカルをとっているのが印象的でした。やはり一番好きなのが「愛の嵐」や「ウィ・ビロング」、まさにこの頃が彼女の黄金時代!Rock真髄の熱くカッコいい曲、軸がブレない芯の強さが彼女の魅力。小柄で華奢な身体から 出る物凄くパワフルな歌声、80年代初頭の正統派ロックシンガーで女性ヴォーカルはパット・ベネター以外考えられなかった印象ですね。
ローリングウエストさん、コメントありがとうございます。
この曲『ウィ・ビロング』は、かなりポップな仕上がりになっていますが、やはり、80年代を代表する女性ロック・シンガーといえば、彼女になりますよね。
この曲でポップ路線に走りそうでしたが、これ以降はロックに回避?
同アルバムに収録されていた『アウトロー・ブルース』も、のちのベスト盤収録バージョンでは、めちゃくちゃカッコいいロックなナンバーに仕上がっています。
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