こちらの曲、最初のイントロで同じフレーズを2度繰り返していますが、その2度目のフレーズの最後の1音は当然あが…、らへんのかいっ!
って、わかっていても思わずツッコんでしまうのが、この曲のイントロ部分の最大の特徴。
なぜそんなツッコミが思わず出てしまうのか?
それは私たちが、その2度目のフレーズの最後の1音が上がる曲を、子供のころから毎週日曜日に耳にしているから、それがもはや潜在意識で刷り込まれてしまっているからなんですね。
では、その最後の1音が上がる曲とは何か?
もう皆さんご存知ですね。
国民的テレビアニメ『サザエさん』のエンディングテーマ、「サザエさん一家」がそれです。
そうです、この曲、「バブルガム・ワールド」は『サザエさん』のエンディングテーマの元ネタとなった曲であります。
といっても、当人たちのあいだでは承諾は取れていないと思われますが。
この事実が発覚したのは、20年ほど前に放映されていた『トリビアの泉』で取り上げたことがきっかけでした。
何でもこの曲、1968年に1910フルーツガム・カンパニーというアーティストがリリースしたアルバム『サイモン・セッズ』というアルバムに収録されていた曲なのだそうです。
しかもこのアルバム、全米では最高162位を記録したというのだから、そうとうな"どマイナー"なナンバー。
メジャーな曲をあからさまに拝借しないあたりが、さすがは筒美京平と、褒めていいのやらですが。

ちなみにこの「バブルガム・ワールド」。
YouTubeではスペインの方が動画でアップされていたらしいのですが、その『トリビアの泉』放映以降、なぜか日本語のコメントが殺到。
当人は、さぞや驚かれていたようです。




毎度おなじみ、『サザエさん』のエンディング・テーマ。
記念すべき第1回放映分だそうです。




こちらが、『トリビアの泉』で紹介された『バブルガム・ワールド』です。