ネーナ(Nena)とは、旧西ドイツで結成されたロック・バンドの名前、及び、そのボーカルの女の子の名前でもあります。
代表曲は『99 Luftballons(邦題は『ロックバルーンは99』)。
代表曲と言っても、こちらもやはこれといったヒット曲は、この1曲のみ。
そのため、一発屋扱いされることも多くありません。
ちなみに、昭和59(1984)年来日した際には、ヒット曲がこれしかなかったため、コンサートではこの曲を4回も演奏したとか(Wikipediaより)。
そういえば、元H2Oのなかざわけんじさんは、コンサートでは『思い出がいっぱい』をいろいろなバージョンに代えて、何度も演奏したことがあるのだとか。
彼女たちもそれに近いのでしょうか。
それはともかく、この曲は、聞いてもらえればわかるのですが、ドイツ語の歌詞でありながら、全米のヒットチャートでは2位まで上昇しています。
ポップでキャッチ―なダンスナンバーがアメリカでも大いにウケたのでしょう。
そんなポップでキャッチ―な雰囲気とは裏腹に、歌詞の内容は何と「戦争反対」という、いわゆる反戦歌。
戦争で一儲け企もうとする権力者たちを皮肉った歌らしく、「空に浮かんでいたのは99個の風船だけだったのに…」と、平和だったころの情景を悲痛に表現している場面もあったりです。
このバンドが結成されたのが、当時の西ドイツというこもあって、こういう歌が生まれたのかな、なんて個人的には解釈している次第です。




初登場は1983年12月10日の74位。
翌84年3月3日に最高2位を記録しています。
女の子だけに、「桃の節句」での最高位ですかね。


※12月31日はビルボードがお休みのため、データはありません。


<<音時さんによる和訳はこちら>>


なんと、2018年のライブです。
パワフルな歌声は、あの時とほとんど変わりません。