UB40は1978年にイギリスはバーミンガムで結成され、1980年にメジャーデビューを果たしたレゲエ・バンドです。
バンド名の由来は英国の失業者給付金の申請様式名、「失業給付40号様式」から来ているのだそうで、それを英語に訳すとUnemployment Benefit, Form 40。
その頭文字をとったのが、由来だそうです(Wikipediaより)。
レゲエといえば、こういった社会問題もテーマに扱うことが多いため、このようなバンド名にしたのでしょう。
そんなバンド名が功を奏してしまったのか、2011年にはリード・ボーカルのアリ・キャンベルをはじめとする4人のメンバーが、破産宣告を受けてしまったとのこと。
こういうバンド名というのも、少しは考えものかな。
それはともかく、この曲が一番最初に世に知れ渡ったのが、1983年のこと。
当時は、本国イギリスのチャートで1位を獲得。
ただ日本では当時、イギリスといえばカルチャー・クラブやデュラン・デュランに押されて、その知名度はいまひとつ。
私のお気に入りだった曲なだけに、このまま埋もれてしまうのか、と思いきや、1988年には、今度はビルボードのヒットチャートで1位を獲得。
さすがにこれには驚きました。
なんでもきっかけは、ラジオのDJがこの曲を気に入り、頻繁に番組内でオンエアしたところ、それに人気の火がついたらしいです。
この話が本当なら、私はそのラジオのDJさんの感性に、拍手を送りたいです。




リバイバル・ヒットしたときのチャート・アクションは以下の通り。
初登場は1988年8月13日の85位。
同年10月15日に1位を記録しています。


※12月31日はビルボードがお休みのため、データはありません。


<<和訳はこちら>>


1983年当時のPVです。
曲の長さは、少々短め。




こちらがニール・ダイヤモンドのオリジナルバージョン。
リリースは1968年で、全米チャート62位を記録しています。
やっぱり、UB40バージョンを聞きなれると、少々違和感が…