Bang(バング)/Gorky Park(ゴーリキーパーク)
1980年代後半は、ゴルバチョフ書記長(当時)が掲げたペレストロイカ政策によって、当時のソビエト連邦を含む東欧諸国、が民主化の道へと進んでいきました。
そんな煽りを受けて、旧・ソ連から世界デビューを果たしたのが、このゴーリキーパークというヘヴィメタ・バンド。
この曲『バング』は、彼らのデビューアルバムの1曲目に収録されていて、しかもこれが彼らの世界デビューシングル。
やはり、ソ連というバンドを意識してでしょうか、オープニングでいきなり、ロシア民謡風のフレーズが登場します。
ボーカルのニコライ・ノスコフは、当時、東側のアーティストでありながら、完全にデビット・カヴァデールに影響を受けまくっています。
そして当時は、冷戦終結をアピールするために、デビューアルバムには、ジョン・ボン・ジョヴィが完全バックアップ。
まさに、米ソの友情をアピールしたアルバムでもありました。
ああ、今にして思えば、そういう時代もあったんですよねぇ…。
ちなみに、デビューアルバムのタイトルは、そのものズバリ『Gorky Park』ですが、邦題は『マイ・ジェネレーション』。
そう、ザ・フーの名曲のカバー曲がこのアルバムには収録されています。
まさに、これから民主化へと向かおうとするソビエト連邦。
それだけに、当時はこの邦題に、秘めたる思いがあったんでしょうね。
<<和訳はこちら>>
おそらくGoogleの翻訳機能で訳されたものと思われます。
こちらが『マイ・ジェネレーション』のカバーバージョン。
アレンジが大胆過ぎます。
こちらは、ジョン・ボン・ジョヴィとの共作兼デュエットソング『Peace In Our Time』
聞いておわかりの通り、ジョンの色が全面的に出ていますね。
ああ、いい時代だったなぁ…
コメント
4 件のコメント :
おはようございます!
初めてゴーリキーパークのサウンドを聴きました。
「マイ・ジェネレーション」の彼等なりの解釈、なかなか大胆、かつ凄いアレンジ。
これは凄いですね~(一瞬同じ曲とは思えなかったです)。
「Bang!」も正統派ハードロックって感じ。
こんなバンドが当時のソ連にもいたんですね~。
>240さん
>一瞬同じ曲とは思えなかったです
そうです。
私の場合、こちらの『マイ・ジェネレーション』を先に聞いちゃったものだから、オリジナルを聞いたときには、言葉は悪いですが、肩透かしを食らっちゃいました。。
ようするに、ゴーリキーパークのアレンジが装飾てんこ盛りで派手過ぎたんですね。
オリビア・ニュートンジョンへのご来訪ありがとうございました。貴女も追悼記事を公開されていたのですね。見落としておりました。貴殿にとって記憶に残るオリビアはやはりレオタードのお姿でしたか!小生には最も距離感があった超お元気過ぎる時代でしたが、まあ世代の違いによって思い出に残る名曲は人それぞれですね。(苦笑)
>ローリングウエストさん
おそらく、動いている彼女を見るのが、『フィジカル』のPVが初めてだったと思います。
しかも当時は、オリビアのこともPVの概念もよくわからなかったために、この映像のその後の展開を、変な期待を胸いっぱいに膨らませたりでした。
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