当ブログ初の再投稿!
今週の29日は中秋の名月。
洋楽懐メロ紹介ブログでは、どこもかしこもビートルズの『ミスター・ムーンライト』かマーク・オールドフィールドの『ムーンライト・シャドウ』一色だったりして。
そこへいきて、当ブログではそれをやらないのが、私のひん曲がった性格のあらわれでしょうか。
それはともかく、今回紹介するのは、同じ"月"をテーマにした曲でも、『ムーンライト・シャドウ』の方ではなく、ヴァイパーの『ムーンライト』の方。
そう、ご存じの方はご存じかと思われますが、ヴァイパーは1985年にブラジルはサンパウロで結成された、ヘヴィメタル・バンドであります。
ちなみに、結成当時の平均年齢は16歳だったとか。
収録アルバムは、『シアター・オブ・フェイト』。
そんな彼らは、ブラジリアンでありながらそのサウンドはハロウィンやブラインド・ガーデンを彷彿とさせるようなジャーマン・メタル系。
だいぶまえに、知人にハロウィンとヴァイパーのアルバムを立て通付けに聞かせたところ(本人が聞きたいといったもんで)、「同じバンド?」って答えが返ってきました。
そんなヴァイパーでありますが、今回の『ムーンライト』は、パワー・メタル特有の力強いドラマティック・バラード。
そして詳しい人なら、数秒も立たないで「あっ!」って気づきます。
そう、このメロディはベートーベンのピアノソナタ第14番『月光』の第1楽章そのまんま。
以前、ビリー・ジョエルが『今宵はフォーエバー』で、同じくベートーベンの『悲愴』をモチーフにしていましたが、こちもその類です。
そういえばある知り合いが、「ヘヴィメタとクラシックって、どこか通ずるものがあるね」って言っていたのを思い出しますが、この曲を聞けば、なんだかそれも的外れではないような気がします。




こちらがオリジナルです。



普段はこんな曲をやっていました。
なんだか、好みが分かれそうですが。