珍しく本日2度目の投稿になります。
本来であれば、今日の日に合わせて本記事を仕上げていたのですが、やはり関西人としてはバッファローズの話題も取り上げなければと思い、このような形になってしまいました。
ご了承ください。

さて、本題に入りますと、ヘビメタ・バンドが奏でるバラードって、普段、自分たちがやっている音楽からは想像もつかないような曲を奏でる場合が、少なくありません。
デフ・レパードの『ヒステリア』しかり、スコーピオンズの『ウィンド・オブ・チェンジ』しかり、エクストリームの『モア・ザン・ワーズ』しかり。
そしてこの曲、ハロウィンの『ユア・ターン』もその1曲ではないでしょうか。
1991年にリリースされた彼らの4枚目のアルバム、『ピンク・バブルズ・ゴー・エイプ』の正規版のラストを飾るバラードナンバーです(日本盤のみボーナス・トラックを追加)。
ただしこのアルバム、発売までにはいろいろと苦難の道のりが会ったようで、まずバンドのリーダー的存在だったギターのカイ・ハンセンが脱退、プロデューサーのクリス・タンガリーディスとの衝突、契約レコード会社との法廷闘争で日英以外での1年間の発売延期。
これらのいざこざを乗り越えてのアルバム・リリースですが、やはり、発売延期が尾を引いてしまったのか、アルバムのセールスもいまひとつだったよう。
さらに、バンドの中枢だったカイの脱退が影響してか、アルバムの作風も、今までのような"疾走するメタル"は影を潜め、ポップな仕上がりに。
それがかえって、従来のファンを困惑させた模様。
そんな曰く付きのアルバムに収録されているこの曲ですが、これが意外のも名曲だったり。
91年といえば、ボン・ジョヴィが火をつけたヘヴィメタ・ムーヴメントの余韻を引きずっていた時代。
そんな時代に、この曲がリリースされれば、もしかしたら全米チャートでも上位に食い込んでいたかも。
そういった意味では、ちょっともったいないバラードナンバーであります。
ご存知の通り、本日はハロウィンと言うことで、この曲を取り上げさせていただきました。




それまでやっていた音楽は、こんな感じ。