私がまだビルボードのヒットチャートの追っかけをやっていた高校生のころというのは、ヘビメタというジャンルに関しては疎い方でした(むしろ避けていた)。
そんな中、洋楽のミュージックビデオを延々と流すテレビ番組で、たまたまこの曲を聞いて衝撃を受けた曲が、トゥイステッド・シスター(Twisted Sister)の『We're Not Gonna Take It』です。
派手でうるさいビートに、絶叫に近いボーカル。
それでいながら、メロディはポップでキャッチー。
ヘビメタにもこんなのがあるんだと、感心した次第です。
ちなみに私がヘビメタに開眼したのは、それから3年たってからのことです。
ヘビメタが大嫌いだった私の弟に、「この曲、良いから」と勧めたら、彼は一発で気に入ったどころか、なんとアルバムまで買ってしまったというエピソードもあります。
そんな彼らの曲ですが、その楽曲の良さもさることながら、ミュージックビデオがこれまたユニーク。
「教育上、このミュージックビデオは良くない」と、批判の声もあったようですが、こういう分からずやのヒステリック親父をコテンパンに懲らしめてくれる爽快感は、ちょっとツボにはまりそうです。
ところでこの曲、現在はベガルタ仙台の応援歌としても知られているようです。
もちろん、大部分はアレンジされていますが。
以前は、ベガルタ仙台のサポーターがこの曲を大合唱している動画が、トゥイステッド・シスター本人たちのHPで紹介されていたこともあるのだとか。
仙台市といえば、東日本大震災でも甚大な被害を出した地域です。
そんな地域の応援歌として自分たちの曲が使われているとなれば、きっとバンドのメンバーたちも嬉しかったんでしょうね。



初登場は1984年7月28日の80位。
同年9月22日より2週連続21位を記録。
TOP40にランク・インしていたんですね。
知りませんでした。

<<最高21位を記録したときのヒットチャートはこちら>>
(星船さんのブログより)

和訳版はこちら。

<<音時さんによる和訳はこちら>>


こちらがベガルタ仙台バージョンです。



ディー・スナイダー名義のニュー・バージョンは、かなり深刻です。



「お口直し」というわけではありませんが、こんなカバーもあります。
歌っているのは、ベロニカスというガールズユニット
こういうガールズユニットのバージョンの方が、この曲の良さがわかるかもしれません。