メイン・タイトル・テーマ(『ラスト・エンペラー』オリジナル・サウンドトラック盤より)/坂本龍一
令和5年3月28日に、日本を代表する音楽家・坂本龍一さんが亡くなられました。
71歳だったそうです。
本来であれば、4月上旬にこの記事をアップしたかったのですが、4月中にどうしてもアップしたかった記事があったので、このような形になってしまいました。
ところでその坂本龍一さんですが、実をいうと私は、彼の音楽をそれほど熱心に聞き込んだというわけではないんです。
まあ知ってる曲といえば、YMOの『ライディーン』とか、ソロ名義の『戦場のメリークリスマス』といったベタなところ。
そんな彼の楽曲の中で、なぜか私の中で異質な輝きを放っているのが、この楽曲『ラスト・エンペラー』のメインテーマです。
坂本龍一といえばソロ名義では、どこか物静かなインストというイメージが強かった私にしてみれば、「こんなエキセントリックな楽曲も書くんだ」と、ちょっとビックリしたのを覚えています。
あらためて、彼の才能を認識させられる1曲かもしれません。
その坂本さんですが、音楽以外だと、やはり恋多き人物としても話題を振り撒いてくれました。
20年ほど前には、某有名女優との共演がきっかけとなって恋仲になったそうなのですが、そのとき坂本さんは、彼女に高級マンションをプレゼントしたとかしなかったとか…。
その噂を耳にした当時の知人は、「中小企業の社長か」と感想を述べていたのを思い出します。
やっぱり人間、恋におぼれてしまうと、そうなってしまうもんなんですね。
なんだかとても人間的なエピソードとして、とても印象に残っています。
『ラスト・エンペラー』のテーマといえば、こちらのバージョンも有名です
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ちょっと季節外れですね。
本当は、半年遅れの追悼記事として、この曲を紹介したかったのですが…。
こちらもご本人によるピアノ生演奏。
おそらく今年のクリスマスは、この曲がかかりまくるのではないでしょうか。
実をいうと、訃報を知ったときに、真っ先に思い出したのは『ラスト・エンペラー』でも『戦場のメリークリスマス』でもなく、これでした。
そういえば、この曲も坂本龍一さんの作曲でしたね。
亡くなられた時期というのが、彼女の命日と近かったということでFMラジオでもよくかかっていました。
ちなみに作詞は松田聖子です。
坂本龍一さんとは直接関係ありませんが、こちらはプロレスラー・長州力の入場テーマ『パワー・ホール』です。
プロレスの入場テーマでありながら、YMOを彷彿とさせるテクノサウンドがカッコいいと、ファンのあいだでも1位・2位の人気を争うほどの名曲となっております。
作曲は坂本龍一のライバルとも目されていた平沢進さん。
当時無名だった長州力は平沢さんに、「YMOのような曲を作ってよ」と依頼。
すると平沢さんは、プロレスに興味なかったこともあって「じゃあ、YMOに頼めよ!」となって、半ば適当にこの曲を作ったそうです。
それが今では、ファンのあいだで語り継がれる名曲になったわけですから、世の中、どうなるか分からんもんです。
なお、後に平沢さんは「長州力がこんなに有名になるのなら、もっと真面目に作曲すべきだった」と、語っておられたようですが…。
コメント
2 件のコメント :
こんにちは、いまだ坂本龍一さんが亡くなられた喪失感から
立ち直れておりません…。
14才の時に熱烈なファンだったので、ぽろぽろと涙出るほどのショックです。
AMOREというピアノVerやundercooled という韓国のラッパーと共演されている曲などが
大好きです。アジアを感じる曲が多いなと思っていました。
アルバム「ソリッド・ステイト・サヴァイヴァー」のCASTALIAが映画音楽のようで
当時からよく聴いていました。
ライブで見た坂本さんは、かっこよかったです!
モテますよね…確かに。
みんさん、コメントありがとうございます。
坂本龍一さんとラップ・ミュージックの組み合わせは、ちょっと意外でした。
彼って、こういうことも抵抗なくやっちゃう人なんでしょうね。
そういえばYMOだって、その主流は、当時の最先端だったシンセサイザーでした。
坂本さんって、けっこう新しいものが好きだったのかもしれません。
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