Help!(ヘルプ!)/The Beatles(ビートルズ)
前回の『ヘイ・ジュード』と並んで、いきなりタイトル・コールから始まるが曲として有名です。
リリースは1965年。
そのタイトルが示す通り、当時のジョンの心境を歌詞にしたしたためた曲としても有名です。
急激な成長の中で、ビートルズにまつわることが全て自分たちの想像を超えることばかり。
そんな変化の中で、ジョンは自分を見失いかけたと、インタビューで答えています(Wikipediaより)。
ちなみにこの『ヘルプ!』、のちのインタビューでジョンは、「お気に入りの楽曲の1つ」と答えているそうです。
その理由としては、やはり、その当時の心境を歌にして吐き出せたことにあるものと思われます。
その一方で、ポールの方のお気に入りの1曲はというと『イエスタデイ』。
その理由としては、「メロディが美しい」だったとか。
ジョンはビートルズの歌詞にこだわる一方、ポールはメロディにこだわりを見せる。
このあたりも、両者の違いが垣間見える一面として、なかなか興味深いです。
ちなみに私がこの曲を初めて聞いたのが、NHKの英語の教育番組でした。
当時はまだ、ビートルズの「ビ」の字も知らなかったころ。
この曲が流れている中、画面に大きく映し出された「Help」の文字が徐々に崩れていくのが、とても印象的でした。
今にして思えば、あれはジョンの心境を演出したかったのでしょうか。
最近ではこの曲、テレビ東京の看板番組『なんでもお宝探偵団』のオープニングに使用されていることでも有名です。
初登場は1965年7月31日の110位。
同年9月4日より3週連続1位を記録しています。
和訳版はこちら。
<<音時さんによる和訳はこちら>>
意外と好評だった、映画『イエスタデイ』で歌われたカバーバージョン。
ヤケクソで熱唱する主人公は、まさに当時のジョンを投影しているようです。
AC(公共広告機構)による、「イジメ撲滅キャンペーン」のCMで使われた『ヘルプ』です。
といっても、こちらは本田美奈子さんの『ヘルプ』です。
コメント
4 件のコメント :
2022年はビートルズ結成60周年、ポール・マッカートニーが80歳を迎えた節目の年!6月は「エリザべス女王の在位70周年記念式典」で特筆の年でした。これからは還暦を迎えて行く初期の名曲を聴きこんでいくのもいいですね!人類で最も知られた世界的な名曲「イエスタデイ」と並び「ヘルプ」の衝撃度は何時まで経っても色褪せません。
ローリングウエストさん、コメントありがとうございます。
そうですね、昨年はビートルズ60周年でした。
イギリス関係で行きますと、007も昨年は60周年です。
なんと、ジェームズ・ボンドとビートルズは同い年だったんですね。
ちなみに我が国日本では、2022年はユーミンこと松任谷由実さんが50周年、中森明菜さんが40周年だそうです。
音楽関係以外だと、水木しげるさんの生誕100周年も昨年でした。
2022年は色々なアニバーサリーがあった年だったようです。
こんばんは!
コーラスが印象に残る曲です。
歌詞は叫びだけど、がならず美しく聞かせるのは
やはりビートルズですね。
レッチリのMVに出てくるのは、
この辺りの初期ビートルズの
コスプレでした。
https://youtu.be/Sb5aq5HcS1A
2023年、邦楽は
大好きな安全地帯が40周年になります。
ゴールデンウィークにNHKを
見逃しました。。。
みんさん、コメントありがとうございます。
懇願系の歌詞としては、あの「石焼き芋」のメロディにそっくりだといわれている『ペイパーバック・ライター』に通ずるものがありますね。
もっとも、あちらの歌詞は『ヘルプ!』ほど深刻ではありませんが。
レッチリはほとんど聞かないのですが、『ダニー・カリフォルニア』は『『デスノート』の主題歌ですよね。
あのPVにはビートルズだけでなく、プレスリーやジミヘン、デビッド・ボウィやカート・コバーンといった具合に、時代を彩ったいろいろなロック・アーティストが登場しています。
その派手な衣装と演出ぶりが、これまた『デスノート』のリュークを思わせて、ちょっとユニークでした。
といっても、私は『デスノート』は見たことがありませんが。
ちなみに、これまた偶然ですが、その『デスノート』も、今年で20周年なのだそうです。
コメントを投稿