Sea Of Love(シー・オブ・ラブ)/Honeydrippers(ハニードリッパーズ)
私のように後追いで、前回紹介したZEPを知った人間としては、やっぱりロバート・プラントを先に知ったのはこのハニードリッパーズからでした。
もともとR&Bが大好きだったロバートが、その自らの原点に立ち返ろうと結成されたバンド…、だったのかもしれません(あくまで私の見解ですが)。
もっとも、のちに彼はこのバンドのことを「ハニードリッパーズはあくまで遊びでやっている」とコメントしていたそうですが。
ただし、そのメンバーには旧友だったジミー・ペイジが加入していたり、さらにそのヤードバーズ繋がりでジェフ・ベックも在籍していたり、さらには意外なところでナイル・ロジャースが一役買っていたりと、かなり贅沢すぎる"遊び"となっております。
そんなハニードリッパーズの唯一のTOP10ヒットとなった『シー・オブ・ラブ』は、もともとはフィル・フィリップスの大ヒット曲。
1989年には同名の映画も制作されて、フィルのバージョンが映画の挿入歌となっています。
ところでこの曲、そのトロピカルムード満点なPVから、夏の定番ソングとしても有名です。
LUNA SEAのボーカリスト・河村隆一さんも、夏といえばこの曲を思い出すのだそうです。
しかし、実際にヒットしたのは1月。
そう、冬の真っ只中のヒット曲だったんですね。
PVでは、ロバート・プラントが終始ラフな格好で歌っているのが印象的ですが、なぜそんな恰好をしているのかはラストのオチで解明される、という構成になっているのでしょうか?
弟のクラスでは、「PVに出てくる女の子が可愛い」と評判だったようです。
初登場は1984年10月13日の62位。
翌年1月5日に最高3位を記録しています。
<<最高3位を記録したときのヒットチャートはこちら>>
(星船さんのブログより)
和訳版はこちら。
<<音時さんによる和訳はこちら>>
フィル・フィリップスのバージョンはこちら。
ちなみに、そのユニットの名前であるハニードリッパーズですが、由来はアメリカのブルース・シンガ、ルーズヴェルト・サイクスのニックネームであるハニードリッパーから来ています。
彼の代表曲ともいうべき『'44' Blues』は、エリック・クラプトンがカバーしたことでも知られています。
コメント
0 件のコメント :
コメントを投稿