前回からの「まりや繋がり」でこの曲を選んだ、というわけではないのですが、それにしても、この曲を聞いていると「インターネットって偉いもんやなぁ…」ってことをつくづく感じることがあります。
それもそのはず、この曲は私が中学か高校のころに一度聞いて以来、まさに20年間探し求めていた曲。
それがインターネットのおかげでやっと見つかった。
そんな曲であります。
しかも当時は、SNSもまだ未発達のころ。
「マンマンマリア」というサビの"ことば"だけを検索にかけたら、あっさりとヒット。
この曲が、リッキ・エ・ポーヴェリ(リッキとポーヴェリと表記することも)というグループが歌う『マンマ・マリア』であることが判明しました。
実はこの検索ワードがヒットしたのは、個人が運営されているサイトでした。
あれはブログだったのか個人のホームページだったのかは忘れてしまいましたが、それをそのサイトで紹介してくれた方も、私と同様、ずっとこの曲を探していたのだそうです。
しかも、インターネット黎明期にこの曲を紹介してくださったということは、時代から逆算すれば、インターネットのない時代にこの曲の正体が判明した、ということになります。
今にして思えば、その人のリサーチ能力にも脱帽です。
ところでこのリッチとポヴェーリというグループ、デビューは1968年というのですから、かなり長いです。
そしてこの、グループ名を直訳すれば「金持ちと貧乏人」。
いかにもイタリア人らしい、ウィットに富んだグループ名。
この『マンマ・マリア』という曲は、80年代当時は、よくディスコでもかかっていたそうですが、私が知ったのは、ポップカルチャーを紹介する日本のテレビ番組からでした。
その番組で紹介された、メンバーが三日月に載って歌う姿がとても印象的だったのですが、なぜかそのPVだけはいまだに見つかっていません。
あれは夢か幻だったのか?





<<和訳はこちら。>>

この楽曲のリリースは1983年ですが、のちのトム・キャットの『ふられ気分でロックンロール』(1984年リリース)は、この曲からインスパイアを受けたものと思われます。




そしてもう1曲。
昭和60(1985)年リリースの、中村あゆみの『翼の折れたエンジェル』。
上記のトム・キャット同様、Aメロの部分がどこか似ています。




2023年のライブから。
どうやら、現在は2人組になっているようですね。
最初に歌っているのは、フランス映画『なまいきシャルロットの主題歌『サラ・ペルケ・ティ・アモ』です。
なおこの映画の主演女優であるシャルロット・ゲンズブールは、あのセルジュ・ゲンズブールとジェーン・バーキンの娘さんです。




イタリアといえば、なぜかこの曲も思い出してしまいます。
そういえば、リッキ・エ・ポーヴェリのボーカルの女性って、ロザンナさんに雰囲気が似てるんですよね。