ストロベリー・スイッチブレイドは、1976年にスコットランドはグラスゴーで結成された女性デュオです。
その奇抜なファッションから、アイドル的な存在に見られがちですが、実は彼女たちのルーツはパンク・バンド。
オリジナルメンバーであるジル・ブライソンとローズ・マクドウォールを含め、もともとは4人組だったそうです。
その名残からか、彼女らのライブ映像を見ていますと、2人ともギター片手に歌っている様子もうかがえます。
ちなみに、ジルとローズの最初の出会いは、パンク専門のディスコだったそうですが、そのときのお互いの印象は「怖い人」だったとか(『ミュージック・ライフ』1985年4月号より)。
そういえばPUFFYが結成された当時、寝屋川の元ヤンキーだった吉村由美さんを、大貫亜美さんは怖がっていたという話ですが、女性2人組ということで、そのことが妙にシンクロしてしまいます。
それはともかく、この曲『ふたりのイエスタデイ』は、そんな彼女たちのメジャー・デビュー曲。
当初は『Dance』というタイトルだったそうなのですが、デビュー・アルバムの録音直前に作者であるローズが『Since Yesterday』に改題したそうです。
なお、作者のローズによると、この曲は意外にもテーマは「核戦争」。
この曲の雰囲気からすれば、どこかシンプルなラブ・ソングのようにも思えますが、どうやらそうではなかったようです。
さらにローズ本人によれば、自殺をテーマに扱った曲だと解釈されることもあるのだそうです(Wikipediaより)。
アイドル的な見た目と軽快なメロディな割には、裏に流れているテーマは結構重いようです。




こちらが『Dance』というタイトルでリリース予定だった、『ふたりのイエスタデイ』です。