「ワラワラ、ワラワラワラワ…」
いや、最初にこの曲を聞いたとき、サビの部分が本当にそのように聞こえました。
それはともかく、この曲、1978年にジョン・トラボルタとオリビア・ニュートン・ジョンのダブル主演で公開された映画『グリース』の挿入歌です。
当時はまだ『サタデー・ナイト・フィーバー』の余韻が残っていたころということもあって、映画以上にサントラ盤が大ヒットしたとか。
映画のほうでは、ラストになるとオリビアがいきなり革ジャン姿のヤンキーになって登場したのに、かなり驚かれたファンもいたらしいですが、私が何より驚いたのが「ジョン・トラボルタって、歌が歌えたんだ」でした。
やっぱり彼は私に言わせると、歌手としてよりも俳優のイメージが強かったがゆえに、歌が歌えたということに、ちょっと驚いています。
それゆえ、この曲にジョン・トラボルタの名前がクレジットされていても、「どうせ吹き替えだ」と思っていました。
それはともかく、映画の前半ではオリビアは従来の清純派のイメージで役作りしていたのですが、後半になるといきなりのヤンキー姿。
これがのちに、あの『フィジカル』への変貌ぶりに変わるわけですから、この曲、いや、この映画、彼女にとってはとても大きな分岐点になったのかもしれません。
ちなみに、この4年後には続編の『グリース2』が公開されています。
こちらのほうはキャストを一新して新たな物語となっているようですが、不良と優等生の恋という設定は踏襲されているみたいです。


※オリビアの登場と演奏は35秒あたりから。



初登場は1978年4月1日の65位。
同年6月10日に1位を記録しています。


<<1位を記録したときのヒットチャートはこちら>>
(星船さんのブログより)


和訳版はこちら。



<<音時さんによる和訳はこちら>>


舞台版『グリース』からの『愛のデュエット』です。