80年代の洋楽に詳しくない知人にとっては、シンディ・ローパー(Cyndi Lauper)といえば、真っ先に『グーニーズ』の方を思い浮かべるのだそうです。
やはり、映画が大ヒットしたことと、その知人が数年前にその映画をレンタルで見たことが影響しているようです。
この『ガールズ・ジャスト・ワナ・ハヴ・ファン(Girls Just Want To Have Fun)』は、そんな彼女のデビュー曲。
私にとっては、シンディ・ローパーと言えば『グーニーズ』よりも、やはりこちらの曲の方がインパクトが強いですかねぇ。
そんなシンディは、大の親日家としても知られています。
かつてはお忍びで日本を幾度か訪れていたらしく、時には新幹線に乗り込んで日本酒とおつまみを口にしながら、窓から流れる富士山を眺めるのがすきだったとか。
平成23(2011)年の東日本大震災のときでも、献身的な支援活動を行ってくれました。
まさに親日家であるシンディが来日中に、こういった災害が起きてしまったということに、当時の私は、何か運命的なものを感じてしまいました。
そんな親日家で知られるシンディを、日本のレコード会社はかつて怒らせたことがありました。
それはこの曲が発売された時の、当時の邦題。
その邦題というのが、『ハイスクールはダンステリア』。
この曲の本来のテーマである女性の自立や社会的地位を賞賛歌った歌であるにもかかわらず、「ハイスクールとは何事か!」とということになったのだそうです。
ただ、彼女のキャピキャピした歌声からは考えると、邦題に「ハイスクール」と付けたくなるのも、分からなくはないです。




初登場は1983年12月17日の80位。
翌1984年3月10日より2週間、2位を記録しています。


12月31日は、ビルボードがお休みのためデータはありません。


和訳版はこちら。


<<音時さんによる和訳はこちら>>

1994年には『Hey Now』というタイトルで、この曲をセルフカバーしています。




いわゆる、ご本人登場というやつです。
まさか、ママス&パパスが前振りになろうとは…