Private Eyes(プライベート・アイズ)/Daryl Hall & John Oates(ダリル・ホール&ジョン・オーツ)
当ブログでのこのアーティストの名義を、ダリル・ホール&ジョン・オーツ(Daryl Hall & John Oates)にするか、ホール&オーツ(Hall & Oates)にするか迷うところですが、どうやら正式な名称が「ダリル・ホール&ジョン・オーツ(Daryl Hall & John Oates)」のようなので、アーティストのカテゴリでもその名前で登録します。
ただし、ブログの記事で彼らを登場させる場合は、少々面倒なので、ホール&オーツにします。
そんな彼らのデビューは1972年ですが、全盛期はなんと言っても80年代。
80年~90年の間に全米№1ヒットを4曲も生み出しています。
ちなみに、80年代の№1ヒットと言えば、マイケル・ジャクソンが8曲、マドンナが7曲です。
ただこの2人は、その特異ギャラクターが注目されるなど、楽曲以外の付加価値も加わっての№1ヒットです。
ホール&オーツの場合は、楽曲の良さだけで勝負しての4曲の№1ヒットです(77年の『Rich Girl』を含めれば5曲)。
そう考えると、これはなかなか大したもの。
それだけに、80年代の彼らの人気がうかがえるものと思われます。
そういえば、女優で元アイドル歌手の菊池桃子さんも、彼らのファンだったとか。
さて、今回ご紹介する曲はそんなホール&オーツの代表曲の中の代表曲、『Private Eyes』です。
昭和59(1984)年の日本公演では(60年だったかもしれません)、「コンサートで演奏して欲しい曲」をリクエストしたところ、この『Private Eyes』が1位を獲得しています。
それだけこの曲の人気の凄さが、わかっていただけると思います。
ところでこの曲、1981年に全米№1に輝いていますが、平成13(2001)年にはソニーの「サイバーショット」のCMソングとして、テレビで頻繁に流れていました。
それだけに、当時の若い人は、ホール&オーツの名前を知らなくても、このサビの部分なら聞いたことがある、という人がほとんどだったかもしれません。
おそらく当時の記憶がかすかに残っておられる方は、「ああ、この曲か」ってなるかもしれません。
ちなみに、日本でもすっかりお馴染みになったこのPVですが、ダリル・ホール本人は、このPVが気に入らない様子。
なんでも、「自分たちが操り人形みたいだ」というのが理由だそうです。
初登場は1981年8月29日の68位。
同年11月7日より2週連続1位を記録しています。
※1月2日はビルボードがお休みのため、データはありません。
<<2週目の1位を記録したときのヒットチャートはこちら>>
(星船さんのブログより)
和訳版はこちら。
<<音時さんによる和訳はこちら>>
こんな番組があったんですね。
『最高! ブギウギナイト』でのカバー・バージョン。
歌っているのは、To Be Continuedの岡田浩さんとビージーフォーのモト冬樹さん。
コメント
4 件のコメント :
おはようございます。
H&Oは、デビュー当時はブルーアイドソウル系と云われていたデュオで70年代と80年代ではサウンドが大きく変化しています。私は70年代のH&Oも大好きなんですが。
70年代末にAORの権化のデヴィッド・フォスターがアルバム・プロデュースし、ダリル・ホールも感化されたんじゃないかなと思ってます。その結果が「Kiss On My List」であり、この曲だったりします。
この曲を聴くと、当時熱心に洋楽を聴いていたことを思い出します。
「モダンヴォイス」「プライベイトアイズ」等のミリオンセラー記録で大活躍したダリル・ホール&ジョン・オーツですが、小生は80年代の華やかな時代の彼らには今一つ馴染めず、70年代(やや黒っぽく、ブルーアイドソウルと呼ばれていた頃)の方が好きですねエ・・。1976年(大学1年)に下宿のラジオから毎日流れていた「サラスマイル」「シーズゴーン」(追憶のメロディ)が一番いいです。ブレイクしすぎてちょっと距離を置いた1981年でした。
>240さん
ホール&オーツとデビッド・フォスターの関係でいえば、シカゴなんかもその類なのではないでしょうか。
80年代に、彼を起用してからというもの、やたらとバラードが売れ始めましたからね。
そういえば、『ベストヒット・USA』で、『ユア・ノット・アローン」のPVが流れたとき、小林克也さんは「シカゴも変わったなぁ」なんてコメントされていました。
ちなみに、このころはフォスターはプロデュースから降りていたのですが、シカゴ自身は、そのころの影響を引きずっていたということでしょうね。
>ローリングウエストさん
たしかに、70年代の彼らの楽曲って、落ち着いた曲が多かった気がします。
80年代に入ってから、はっちゃけたPOPミュージックが中心になり、ヒット曲を連発。
普通は、これと逆なはずなんですがねぇ…。
ところで、スキー・ジャンプ女子日本代表の高梨沙羅選手の笑顔は、一部のマスメディアのあいだでは「サラ・スマイル」と呼ばれているそうです。
最初にこれを言い出した人は、おそらくホール&オーツのファンだったんでしょうね。
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