ケイト・ブッシュ(Kate Bush)は1958年イングランド生まれの、女性シンガーソングライター。
ロックの大御所、ピンク・フロイドのギタリスト、デビッド・ギルモアに見いだされて1977年にレコード・デビュー。
って言われても、洋楽に疎い方に言わせると「何のことだかさっぱりわからない」になると思います。
そんな方のために一言だけアドバイスさせていただくなら、とりあえず再生ボタンを押してください。
おそらくイントロが流れたとたんに、「ああ、この曲!」ってなること間違いなし。
そうです、この『Wuthering Heights(嵐が丘)』という曲、毎週土曜日の夜には、日本中で流れていた超有名曲であるからです。
邦題は『嵐が丘』。
そう、エミリー・ブロンテの有名な小説『嵐が丘』のTVドラマを見て曲を作ったとのこと。
そんな彼女は学生時代、パントマイムを習っていたこともあり、本曲のPVでも、それらを取り入れた妖艶なダンスを披露。
ただ、あまりにも奇抜すぎるため、見る人によっては不気味かも。
ちなみに彼女、当時はまだ19歳だったというのだから恐ろしいというかすごいというか。
ちなみに、彼女のデビューのきっかけは大御所、デビッド・ギルモアに見いだされてのこと。
その7年後には、彼女の声を大いに気に入ったという、これまた大御所のピーター・ガブリエルと共演。
意外と彼女、「おじさんキラー」だったりするのかな。
そういえば彼女のデビューアルバムのタイトルは『The Kick Inside(天使と小悪魔)』です。
このタイトルも、なんだか意味深に思えてきました。




全米ヒットチャートは1978年11月4日に1週間だけ108位を記録しています


別バージョンのPVはこちら。



<<和訳はこちら>>


1993年にはアングラ(Angra)というブラジルのヘヴィメタバンドが、アルバム『Angels Cry(エンジェル・クライ)』でカバーしています。
ちなみに、このアングラというバンドは、以前紹介したヴァイパーのボーカル、アンドレ・マトスがバンド解散後に結成したグループです。
なお、アンドレは2019年に他界しています。