Wuthering Heights(嵐が丘)/Kate Bush(ケイト・ブッシュ)

2022年11月26日土曜日

 

ケイト・ブッシュ(Kate Bush)は1958年イングランド生まれの、女性シンガーソングライター。
ロックの大御所、ピンク・フロイドのギタリスト、デビッド・ギルモアに見いだされて1977年にレコード・デビュー。
って言われても、洋楽に疎い方に言わせると「何のことだかさっぱりわからない」になると思います。
そんな方のために一言だけアドバイスさせていただくなら、とりあえず再生ボタンを押してください。
おそらくイントロが流れたとたんに、「ああ、この曲!」ってなること間違いなし。
そうです、この『Wuthering Heights(嵐が丘)』という曲、毎週土曜日の夜には、日本中で流れていた超有名曲であるからです。
邦題は『嵐が丘』。
そう、エミリー・ブロンテの有名な小説『嵐が丘』のTVドラマを見て曲を作ったとのこと。
そんな彼女は学生時代、パントマイムを習っていたこともあり、本曲のPVでも、それらを取り入れた妖艶なダンスを披露。
ただ、あまりにも奇抜すぎるため、見る人によっては不気味かも。
ちなみに彼女、当時はまだ19歳だったというのだから恐ろしいというかすごいというか。
ちなみに、彼女のデビューのきっかけは大御所、デビッド・ギルモアに見いだされてのこと。
その7年後には、彼女の声を大いに気に入ったという、これまた大御所のピーター・ガブリエルと共演。
意外と彼女、「おじさんキラー」だったりするのかな。
そういえば彼女のデビューアルバムのタイトルは『The Kick Inside(天使と小悪魔)』です。
このタイトルも、なんだか意味深に思えてきました。




全米ヒットチャートは1978年11月4日に1週間だけ108位を記録しています


別バージョンのPVはこちら。



<<和訳はこちら>>


1993年にはアングラ(Angra)というブラジルのヘヴィメタバンドが、アルバム『Angels Cry(エンジェル・クライ)』でカバーしています。
ちなみに、このアングラというバンドは、以前紹介したヴァイパーのボーカル、アンドレ・マトスがバンド解散後に結成したグループです。
なお、アンドレは2019年に他界しています。


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コメント

4 件のコメント :

ローリングウエスト さんのコメント...

ケイトブッシュ「嵐が丘」、あの高温ヴォイスがいつまでも耳に残り続けています。デビッド・ギルモアは今も元気に活動を続けて
おり、いつまでも心に響きます。最近ではウクライナ支援の曲も出していましたね。

かんた さんのコメント...

>ローリングウエストさん

キース・エマーソン、グレッグ・レイク、クリス・クワイア、そしてニール・パート。
名だたるプログレ群が天国へと旅立つ中、ギルモアさんは今でも現役バリバリなようですね。
ファンとしては頼もしい限りなのではないでしょうか。

星船 さんのコメント...

この曲はケイト・ブッシュのデビュー曲であり、代表曲ですよね。そうか、まだ19歳だったのですか。イギリスでは大ヒットして、日本でもヒットしていたと思いますが、何故だかアメリカでは空ぶりでした。ケイト・ブッシュにしか歌えない曲だと思っていましたが、なんとヘヴィメタバンドがカバーして、意外としっくりくるところが驚きました。
ところで、アメリカでの唯一のヒット曲"Running Up That Hill"が、今年になってネットフリックスのドラマで使われて、ビルボードで再エントリー、なんと3位を記録しました。驚きました。

かんた さんのコメント...

>星船さん

『Running Up That Hill』邦題は『神秘の丘』ですね。
『嵐が丘』に『神秘の丘』。
ケイト・ブッシュの「丘」シリーズになるのでしょうか。
Netflixのドラマは『ストレンジャー・シングス 未知の世界』ですね。
ドラマ自体は見たことないのですが、ググって見たら何でもSFホラーだとか。
ケイト・ブッシュとホラー作品って、なんとも絶妙の組み合わせだと思うのは、やはりこれらのPVの影響でしょうだと思われます。