メン・ウィザウト・ハッツは1980年、アイヴァンとステファンのドロスク兄弟が中心になって結成された、カナダのバンドです。
彼らを一躍有名にしたのは、なんといっても1983年にリリースされた、『セーフティ・ダンス(The Safety Dance)』その年の全米ヒットチャートでは、最高3位を記録しています。
そんな彼ら曲の中で私たち日本人にとっても最もなじみの深い曲といえば、なんといってもこの曲『ポップ・ゴーズ・ザ・ワールド(Pop Goes the World)』。
1987年にリリースされ、全米ヒットチャート20位とまずまずの成績を収めています。
その『ポップ・ゴーズ・ザ・ワールド』が、なぜ私たち日本人になじみが深いのか?
これはもう、知っている人は知っていますが、現在行われているサッカー・ワールド・カップ・日本代表応援歌のひとつ、『バモニッポン』の原曲が、この曲だからです。
実はこのことを、昔、SNSで投稿したら、意外と知らない人がいてちょっとビックリしました。
98年のフランス大会では、ミッシェル・ポルナレフの曲だと知っていて、『シェリーに口づけ』を特別応援歌に使用していたはずなんですが、なぜこれは知らないのだろうと、ちょっと不思議に思ったぐらいです。

ところで、この曲がなぜサッカー日本代表の応援歌になったのか、その経緯については不明ですが、彼らのユニット名をそのまま訳せば、「帽子をかぶらない男子」になる模様。
そういえば、ハットトリックの「ハット」も帽子を意味しますから、そこら辺の関係からこの曲が使われたのでしょうか?
とりあえず、この曲の軽快なリズムは、応援歌としては合っているようです。




初登場は1987年10月31日の91位。
翌年2月31日に最高20位を記録しています。


※1988年1月2日はビルボードがお休みのためデータはありません。


<<音時さんによる和訳はこちら>>


こちらがその応援歌です。




レコードで聞くと、ちょっと騒々しいかも。




このバージョン、意外と好きです。




ついでといっては何ですが、こちらもどうぞ。
例の部分は3分15秒あたりから。