このゴダイゴは、邦楽アーティストとしては私の1位2位を争うほどのお気に入り。
いつか当ブログでも取り上げようと思っていた矢先に、突然届いた松本零士さんの訃報。
85歳だったそうです。
松本さんといえばそう、このゴダイゴが映画版の主題歌を歌ったことでも知られる、『銀河鉄道999』の生みの親。
いつか紹介しようと思っていたこの曲のが、まさかこんなかたちで紹介することになろうとは…。

ところでこの曲は、映画版の主題歌としてすっかり定着してしまいましたが、実はその経緯に至るまでには少々紆余曲折があったようです。

作者の松本零士は、クラシック指向であることから、当初こそゴダイゴの主題歌に違和感を覚えていたものの、メーテルと鉄郎が別れるラストシーンにおいて、希望に満ちたこの主題歌が流れることによって、鉄郎は大丈夫だということを感じ、彼の未来を案ずることがなくなったという。そのようなことができる音楽家を「自分たちとは別世界にいるマジシャン」と評した。


引用元:Wikipedia|銀河鉄道999(ゴダイゴの曲)


なるほど、ゴダイゴの主題歌が、この物語にテレビアニメ版とは違う、新たな命を吹き込んだということになりますね。
さすがはゴダイゴといったところです。


ところで、この歌の歌詞に登場する「あの人」って、誰のこと?
実はこれ、メーテルのことだったんですね。
つまりこの歌は、メーテルと分かれて新たな人生を歩もうとする主人公・星野鉄郎に向けたメッセージソング。
もっとも、ファンの方はそんなこと百も承知だったようですが、恥ずかしながらわたくし、43年間まったく気づきませんでした。
ただ、そういった裏に隠されたメッセージを読み解きながら聞くと、この歌もなんだか感慨深いものがありますね





英語で聞くと、また違った趣が出てきます。



<<英語バージョンの和訳はこちら>>


こちらがテレビ版の主題歌。
この曲も、ゴダイゴの曲同様、ファンの間で根強い人気を誇っています。




そしてなんと、そのテレビ版主題歌の英語バージョンもあったようです!
歌っているのは当然、ささきいさおさんです。



とりあえず和訳はこちら。⇒⇒⇒


意外と忘れられがちな、テレビ版のエンディングです。
これもやっぱ名曲ですね。




本日、ラジオで流れていて思い出しました。
こんなジャズ・バージョンもあったんですね。
歌っている人は、ニクラス・ガブリエリソン(Niklas Gabrielsson)という人だそうです。