Arthur's Theme (Best That You Can Do)(ニューヨーク・シティ・セレナーデ)/Christopher Cross(クリストファー・クロス)

2023年2月28日火曜日

 

『ニューヨーク・シティ・セレナーデ』とは、これまた洒落た邦題をつけてくれました。
原題が『Arthur's Theme』とあるだけに、こちらはアーサーという人物を主人公にした映画の主題歌。
そして、先日亡くなったバート・バカラックの80年代を代表する名曲中の名曲です。
そしてこの名曲を見事に歌い上げるのがクリストファー・クロス。
彼は1979年にアルバム『Christopher Cross(邦題は『南から来た男』)』でデビューしています。
デビュー当時は本人の意向もあり、素顔を一切見せずに活動していた、いわゆる現在でいうところのAdoのようなアーティストだったそうです。
まあ、それもそのはずで、その歌声と見た目のギャップはすさまじく、初めて彼の素顔を見たときは、かなり驚いたファンも多かったようです。
もちろん、そんな彼の美し歌声だからこそ、このバカラックの名曲はより存在感が増したわけですが。

ところで話は突然変わりますが、第62回のグラミー賞では、ビリー・アイリッシュが39年ぶりに主要4部門を独占するという快挙が話題になりました。
その39年前に快挙を成し遂げたのが、この人、クリストファー・クロスだったわけです。
このことからも、彼の当時の人気ぶりがうかがえます。





初登場は1981年8月15日の71位。
同年10月17日より3週連続1位を記録しています。

1982年1月2日はビルボードがお休みのためデータはありません。

<<3週連続1位を記録したときのヒットチャートはこちら>>
(星船さんのブログより)

和訳版はこちら。



<<音時さんによる和訳はこちら>>


なんとこの人、こんな曲もカバーしています!
あのイントロのあとに英語の歌詞が聞こえると、なんだか拍子抜けしてしまいますが、これもクリストファーの歌声だからこそ実現したカバーなのでしょう。



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コメント

6 件のコメント :

ローリングウエスト さんのコメント...

数々のAOR名盤の中でRWが最も嵌ったのはクリストファークロスの2名盤「南から来た男」と「アナザーページ」でした。彼の歌声を初めて聴いたのはデビュー盤「南から来た男」(フラミンゴのジャケットが印象的)からシングルカットされた「風立ちぬ・・、吹きすさぶ風の音が冒頭に入るパターンはこの曲と、ピンクフロイド「吹けよ風呼べよ嵐」くらいしか小生は思いつかない・・。「セイリング」は真っ青なカリフォルニア海岸の波打ち際にいるような抒情的風景を彷彿させ、澄み渡った歌い上げる繊細な声の素晴らしさにRWは一挙虜に・・・!「もう二度と」や「セイ・ユール・ビー・マイン」なども大好きです。「ニューヨーク・シティ・セレナーデ」は映画「ミスター・アーサー」の主題歌でアカデミー受賞でしたね。

かんた さんのコメント...

>ローリングウエストさん

若いころは、クリストファー・クロスにはあまり興味がわかなかったのですが、今こうして聞いてみると、こういうのもいいなぁ、と思ったりも。
やっぱり歳かな…。
いや、こんなことをいうと、若いころからクリストファー・クロスを聞いていた人に怒られますね。

ちなみに、冒頭に風の音が入る曲といえば、ドリーム・アカデミーの『ライフ・イン・ザ・ノーザン・タウン』もあります。
クリスマス・ソング以外の冬歌の名曲ですが、季節的に、この曲を紹介するには無理がありますね。
大好きな曲なだけに、取り上げなかったことをちょっと後悔しています。

星船 さんのコメント...

この曲は文句なく名曲でした。バート・バカラック、キャロル・ベイヤー・セイガーのコンビに、ピーター・アレンも名前がありました。スーパーソングライターの共演によるこれぞ名曲ですね。来日した時コンサートに行ったのですが、あの美声は、ライブでも発揮されていましたよ。
ローリングウエストさんのコメントにもありましたが、この曲、グラミー4冠に加え、アカデミー賞では歌曲賞も獲ったと思います。素晴らしさが、世界に認められた曲でしたね。

かんた さんのコメント...

>星船さん

そうそう、この曲、アカデミー賞も取ってます。
2つの栄冠をダブルで受賞するぐらいですから、本当に名曲だったんですね。

240 さんのコメント...

バカラックの名曲ですね。
正式にはChristopher Cross, Burt Bacharach, Carole Bayer Sager & Peter Allenの共作。当時はバカラックとキャロルは恋仲で、この当時の二人はいい曲作ってます。
バカラックはクリストファー・クロスの美声に魅せられ、この曲を作ったそうです。

この曲の歌詞、
If you get caught between the moon and New York City
   The best that you can do is fall in love.......
ってフレーズが大好きです。これはキャロルが書いたんじゃないかな~。

かんた さんのコメント...

>240さん

>バカラックはクリストファー・クロスの美声に魅せられ、この曲を作ったそうです。

それ、なんとなくわかる気がします。
バカラックの曲がクリストファー・クロスの声に合ってるかと言われれば、そうでもなさそうですし。
これは完全に、彼の声に寄せて作られた曲ですね。