音時さんのブログで初めて知ったのですが、なんと、この曲もバート・バカラックの作品だったそうです(作詞はもちろんハル・デヴィッド)。
バカラックといえばバラードやAORのイメージが強かっただけに、こんな、「80年代のポップ・ミュージックの権化」のような曲まで手掛けていたとは、ちょっと驚きです。
もう、ここまで来たら、数曲ぐらい、ゴースト・ライター雇ってたんじゃないかと疑ってしまいますが…。
冗談ははともかく、本記事のもう1組の主役であるネイキッド・アイズは1982年、イングランドはバース出身のピート・バーンとロブ・フィッシャーが結成したポップ・デュオです。
デビュー・アルバムは1983年にリリースされた『ネイキッド・アイズ(原題は『Burning Bridges』)』。
『僕はこんなに』は、このアルバムからのシングルカット・ナンバーです。
実はこの曲、それ以前にも何人かのアーティストによってレコーディングされていて、おそらくこれが3回目のレコーディングにしてにして初の全米トップ10ヒット。
それまでとは違い、シンセサイザーを駆使したポップなアレンジが、ヒットの決め手となったものと思われます。




初登場は1983年3月12日の85位。
同年6月11日より2週連続8位を記録しています。



<<2週連続8位を記録したときのヒットチャートはこちら>>
(星船さんのブログより)


<<音時さんによる和訳はこちら>>


1964年にリリースされたルー・ジョンソンのバージョンです。
全米ヒットチャートの最高は49位でした。




同じく1964年にリリースされたサンディ・ショーのバージョン。
こちらは全英で1位を記録してていますが、リリース時が東京五輪の年ということとあって、つけられた邦題が『恋のウェイトリフティング』!
これ、本家から訴えられたら敗訴してしまうレベルの邦題です。



う~ん…
ネイキッド・アイズの方を聞きなれているせいか、上記の2曲は何だか拍子抜けです。
それだけ、アレンジによって曲も変わってしまう、ということでしょうか。