今月の19日(4月19日)は、私のお気に入りの作曲家・ジム・スタインマンの命日です。
2021年逝去ということですから、日本でいうところの三回忌にあたります。
そんなわけで、本日から4月いっぱいまでははジム・スタインマンの楽曲を中心にお届けしたいと思います。
まず第1弾は、ジム・スタインマン接触第1号となった楽曲、エア・サプライの『渚の誓い』です。
ちょうどこのころといえば、ビートルズ一色だった私の洋楽ライフも、全米ヒットチャートに興味を示したころ。
そんな時期に、初めて聞いたラッセル・ヒッチコックの驚異的なハイトーン・ボイスには、本当に度肝を抜かれました。
「海外では、こんな人たちの歌がヒットするんだ!」
それまでのヒット曲といえば、日本のアイドルの歌しか知らなかった私としては、まさに衝撃的な1曲となったわけです。
さて、そのエア・サプライですが、1970年代半ばに、グラハム・ラッセル(g,vo)とラッセル・ヒッチコック(vo)を中心に、オーストラリアで結成されました。
先述したラッセル・ヒッチコックのハイトーンボイスから、日本では「ペパーミント・サウンド」として、夏の定番バンドとなっております。
ただし、その「ペパーミント・サウンド」というのは、どうやら日本独自の呼称。
海外では、まったくそう呼ばれていないとか…。
楽曲のクライマックスで、これでもかと畳みかける手法は、"ミスター・ドラマチック"と呼ばれた、ジム・スタインマンならではであります。




初登場は1983年7月30日の62位。
同年10月8日より3週連続2位を記録しています。



<<3週連続2位を記録したときのヒットチャートはこちら>>

和訳版はこちら。
見ての通り、タイトルに「渚」がついているわりには、ぜんぜん「渚」が登場しない楽曲であります。
ちなみに、こちらはフルバージョンなので、ちょっと長いです。



<<音時さんによる和訳はこちら>>


ピアノ演奏だけで聞くと、曲の良さがストレートに伝わるかも。




こちらは、石川優子さんとチャゲ&飛鳥のチャゲさんによる『渚の誓い』。
といっても、タイトルが同じだけで全然違う曲。
あの大ヒット曲『ふたりの愛ランド』のB面に収録されていました。