Dead End~Love Flowers Prophecy(デッド・エンド~ラヴ・フラワーズ・プロフェシー)/Godiego(ゴダイゴ)

2023年5月23日火曜日

 

先日、みんさんがコメント欄で紹介してくださった楽曲です。
私もゴダイゴに関してはそれなりに聞いていた方なのですが、まさかこんなクオリティの高い楽曲が存在していたとは、ちょっと驚きです。
制作は昭和52(1977)年。
70年代の洋楽に疎い私に、"ゴダイゴ"という名前を伏せてこの曲を聞かされれば、「ドゥービーやエルトン・ジョンらと同時期に活躍していた洋楽アーティスト?」と勘違いしてしまいそうです。
でも、この楽曲を聞けば、のちに『西遊記』や『銀河鉄道999』で大ブレークしてしまうのも、頷けます。
そんな彼らの人気も、たのきんトリオや聖子ちゃんなどのアイドルの台頭により、一気に下火になってしまいました。
いまにして思えば、『西遊記』などのヒット曲はあえてキャッチ―に作り込んだもので、本来、彼らの音楽そのものが最先端すぎて、当時の日本人にはついて行けない部分もあったのかな、なんて思ったり。
『デッド・エンド』を聞くと、そのことが改めてひしひしと感じてしまいます。

ところで、この「ゴダイゴ」というバンド名の由来ですが、タケカワユキヒデさんによると、これ、正真正銘の「後醍醐天皇」から来ているのだそうです。
名付け親はミッキー吉野さんらしく、自身の"吉野"という名前は、のちに後醍醐天皇が身を潜めた地である"吉野"と同じだから、というのが理由だそうです。
意外と単純な理由だったんですね。
さらにゴダイゴは、歌詞に英語を多用しているため、タケカワさんが帰国子女だと思われがち。
ところが、タケカワさん自身は正真正銘の日本生まれの日本育ちで、しかも、初めて外国人に出会ったのは17歳のときだったそうです。
そのため、タケカワさんは自身のことを「1億2千万人をだました男」と称されていました。





『レッツ・ゴー・ヤング』でのライブ演奏。
「当時のお茶の間に流れてどれだけ理解できる人がいたか…」
YouTubeのコメント欄にそう記載された方の気持ち、なんだかわかるような気がします。




こちらは令和3(2021)年にリリースされた、ミッキー吉野さんによるセルフ・カバー・バージョン。
その年の12月に、ミッキーさんが70歳になられるのを記念してリリースされたようです。
ラップ・ミュージックを取り入れているあたり、いかにも時代を感じさせます。



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コメント

2 件のコメント :

みん さんのコメント...

こんばんは!
きゃー「DEAD END」70年代の空気を含む曲で、当時中学生だったのですが
「私は、この曲が好き」というのは周りには理解してもらえず(苦笑)でした。
アイドルのような立ち位置のゴダイゴでしたものね。
CM曲の提供も多く、CM曲だけのアルバムもリピアルバムです。

ヒット曲もいいのですが、アルバムの曲がかっこいいミュージシャン。
ミッキーさんの力をとても感じます。

STUTSさんがfeatのセルフカバーは初めて知りました!ありがとうございます。
STUTSさんは、
松たか子さん主演のドラマ「大豆田とわ子と三人の元夫」「エルピス」の
ドラマの主題歌や、有名な方とのコラボが多い方です!
ラップが入っているのはうなづけます。

いろんな事を知れるのでブログ更新楽しみにしております^^

かんた さんのコメント...

みんさん、コメントありがとうございます。

>アイドルのような立ち位置のゴダイゴでしたものね。

そういえば、当時のクラスメイトの中には、ゴダイゴからたのきんトリオに乗り換えた女の子も結構いたようです。
ある女の子などは、その友人から「あれ、ゴダイゴはどうしたの?」なんて言われてたりも。
たしかに、ゴダイゴをアイドルの立ち位置で見れば、「DEAD END」の良さは理解されにくいかもしれません。

ただ、今から考えれば、ゴダイゴとたのきんを同等に扱うなんて、当時の女の子たちも大胆なことをしてくれたものです。
もちろんこれは、「どちらが上でどちらが下で」という意味ではなく、「両者とも向かうベクトルが極端に違うのに」という意味です。