Ob-La-Di Ob-La-Da(オブ・ラ・ディ、オブ・ラ・ダ)/The Beatles(ビートルズ)

2023年5月20日土曜日

 

昔々、ラジオかテレビかは忘れましたが、ある特別番組でビートルズの特集が放送されていました。
そのとき、評論家から語られていたのは、文字通り「ビートルズの歴史」。
そして、この楽曲が収録されているアルバム『ザ・ビートルズ(ホワイト・アルバム)』がリリースされた1968年というのは、彼らの倦怠期のど真ん中。
その番組内では、その評論家から当時の様子が生々しく語られたのを覚えているのですが、そのときかかっていたのが、この曲『オブ・ラ・ディ、オブ・ラ・ダ』です。
それを聞いていた当時の私は、「あんな状況からよくこんな曲が生まれたもんだな」と、いたく感心していたのを覚えています。
そんな、倦怠期真っ只中に作られた楽曲なもんですから、オープニングのジョンのピアノも、ほとんどヤケクソで弾いていたとか。
ところで、このタイトルにある「オブ・ラ・ディ、オブ・ラ・ダ」という言葉ですが、音時さんによると、ヨルバ語(ニジェール・コンゴ語族の言語)で「人生はつづくよ」という意味だそうです。
これはポールの知人であるナイジェリア人のコンガ奏者ジミー・スコットが、この言葉をよく口にしていたそうで、ポールはそれをそのまま流用してこのタイトルにしたとのこと。
このような背景があるがために、ポールとスコットとのあいだで当然、著作権問題が発生。
スコットが別件で逮捕されたとき、ポールが多額の法廷費用を負担したため、スコット側からの金銭要求が取りやめになったというエピソードも残っています(Wikipediaより)。





和訳版はこちら。



<<音時さんによる和訳はこちら>>


なんと、田中星児さんが『みんなのうた』でカバーされていたようです。
こちらのバージョン、今でもごく一部の小学生のあいだでは歌い継がれているみたいです(こちらのバージョンを歌っている小学生を見たことあります)。




この曲、「自動車のCMで知った」といいうかた、意外と多いのではないでしょうか?




ありとあらゆるカバー・バージョンの中で、一番のお気に入りはこちら。
キングズ・シンガーズによるアカペラ・バージョンです。



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コメント

9 件のコメント :

240 さんのコメント...

おはようございます。
大好きな1曲です。ビートルズの奥深さを感じさせる1曲ですよね。ポールって凄いメロディーメーカーだなあと思います。

この曲、ビートルズを知る前から知っていたので、ひょっとしたらアップされている「歌のお兄さん」、田中星児さんのバージョンで知っていたのかも。

かんた さんのコメント...

240さん、コメントありがとうございます。

ビートルズの楽曲は、もはや文化として定着しつつありますから、私たちがファンになる前から知っている曲も多いですよね。
『レット・イット・ビー』とか『イエスタデイ』なんて、普通に音楽や英語の教科書にも載っていましたから。

oyajisann さんのコメント...

ブログ開設お祝コメントありがとうございました。
オブラディオブラダは当時小学生でテレビのザヒットパレードで
太郎は花子を・・・の日本語詞で歌っていたの聞いて知りました。
その時ビートルズの歌として意識していたは記憶にないです。
日本のみシングルカットも後々しりました。
購入のホワイトアルバム手垢で黒くなりました。笑
(リアルタイムで購入してません。中学か高校でやっと購入)
蛇足ながら
達郎さんのGO AHEDのジャケットはCGでなくイラスト。
ユーミンやシックのジャケットも手掛けた故ペーター佐藤さんです。

oyajisann さんのコメント...

追記
>CGでなくイラスト
申し訳ございません。表現が稚拙でした。
CGイラストって言葉ありますからね。
ペーター佐藤さんエアブラシのテクニックで一世を風靡した方。
色付けはコンピューターではないと思います。

かんた さんのコメント...

oyajisannさん、コメントありがとうございます。

ザ・カーナビーツですね。
主人公の名前を、太郎と花子にしているあたりが、いかにも時代を反映していて面白いです。

みん さんのコメント...

再びこんばんは!

オブラディオブラダは、ビートルズを知る前に
エレクトーンを習っていたので、その時に弾いて知りました。
♪ オブラディオブラダ ララ ラッララーの跳ねるリズムが
子供心に弾いていて楽しかったです。
歌詞を拝見して驚いてもおります!
意味ありげですね。

私の洋楽のルーツは3才からのエレクトーンからなので
誰の曲なのかを知らないまま洋楽を弾き、大人になって「え~」ということが
多いです💦

かんた さんのコメント...

みんさん、再びコメントありがとうございます。

3歳から洋楽ですか。
そりゃかないませんわ。
ビートルズやカーペンターズの音楽は、いろいろな場面で教材として使われていますから、幼少期から楽器を習われている方から言わせると、「曲だけなら知ってる」という楽曲も多いと思われます。
私の中学のときも、1年の英語の教科書にはカーペンターズの『シング』が、3年のときにはビートルズの『レット・イット・ビー』が記載されていました。
ちなみに2年のときに載っていた歌は、、なぜかピーター・ポール&マリー(ボブ・ディラン)の『風に吹かれて』でした。

ローリングウエスト さんのコメント...

小生がこの曲を初めて聞いたのは1968年にグループサウンズ「カーナビーツ」というバンドが日本語で「♪太郎は花子を見初め~」って歌っていたのが出会いでした。古すぎますね~(苦笑)

かんた さんのコメント...

ローリングウエストさん、コメントありがとうございます。

カーナビーツって、『好きさ好きさ好きさ』を歌っていた人たちだったんですね。
なお、こちらももともとはゾンビーズの曲だったそうですが、『好きさ好きさ好きさ』のほうはというと、ビートルズと違って、オリジナルよりもカーナビーツの方が有名みたい。
私もこの曲、ずっと日本の曲だと思っていました。