Hey Jude(ヘイ・ジュード)/The Beatles(ビートルズ)
皆さんご存知の通り、もともとはジョン・レノンの息子であるジュリアン・レノンを励ますために作られた曲です。
ジョンとヨーコが不倫交際を始めたことがきっかけで、ジョン夫婦の仲は最悪な状態に。
それがきっかけで息子であるジュリアンの精神状態も、かなり不安定なものとなりました。
それもそのはずです、当時のジュリアンはまだ5歳でしたから。
そんなジュリアンの様子を見て、作ったのがこの曲。
そのため、当初のタイトルも『ヘイ・ジュード』ではなく、ジュリアンのニックネームから『ヘイ・ジュールズ』だったそうです。
このタイトルついででいいますと、映画『イエスタデイ』では、エド・シーランのアドバイスにより、この曲のタイトルが『ヘイ・デュード』に変えさせられます。
(※ネタバレ注意)そのため、映画の主人公の事情を知っているファンからも、「『ヘイ・デュード』は酷すぎ」と、ダメ出しを食らう場面もあったり。
ちなみに、この「デュード」というのは、「相棒」という意味もあるのだそうですが、Yahoo!知恵袋に記載されていた回答によると、「Hey Dude! 」には、「よう、あにき!」「おいおい、色男!」「おやおや、かっこいいじゃないか!」「おや、今日はおめかししているね!」、などといった意味も含まれるそうです。
なるほど、たしかにこれは酷いですね。
ところでこの曲、19968年にビートルズが設立した「アップル・レコード」第1弾シングルにして、ビートルズにとって最大のヒット曲です。
7分を越えるこの曲は、1960年代当時としては、異例の長さなのだそうです。
そういえば、20年ほど前、FMラジオの番組で「全米チャート史上最も長い曲ベスト10」なるランキングが発表されたとき、この曲が堂々の1位でした。
あれから20年以上たった現在、『ヘイ・ジュード』の7分11秒を越える曲は存在しているのでしょうか?
詳しい方がいれば、教えてもらいないものですが。
初登場は1969年9月14日の10位。
同年9月28日より9週連続1位を記録しています。
和訳版はこちら。
<<音時さんによる和訳はこちら>>
ロンドン五輪の閉会式でも、この曲が演奏されました。
そして、2019年ラグビーW杯準決勝のイングランドvsニュージーランド戦でも、この曲の大合唱。
たしかこの試合、イングランドがオールブラックスを破るという番狂わせを演じた試合でした。
コメント
7 件のコメント :
今晩はコメントありがとうございます。
冒頭のアメリカ編集のアルバム「ヘイジュード」
私がリアルタイムで購入した初めてのビートルズのアルバムです。
当時まだ小学6年、洋楽の右も左も分からない時編集アルバムと知ったのは後々。
アナログ2千円は大金でした。
追記
シングルではA面B面長くて分けられましたが、ドンマクリーンのアメリカンパイは8分超える曲で№1でした。1971年。
oyajisannさん、コメントありがとうございます。
編集アルバムって、コンピレーション・アルバムのことですよね?
私も中学のとき初めてビートルズのアルバムを買ったのですが、あれは今にして思えば、日本発売のみの編集盤だったんだと思います。
しかも私の場合、LPレコードではなくカセットテープ
ビートルズの映画音楽ばかり集めたコンピレーション・アルバムと、日本独自に編集したベスト盤。
当時は「アルバム」という概念がよくわからなかったため、LPレコードのような多数曲が入っているレコードやカセットテープは、すべて「ヒット曲が寄せ集められているだけだのレコードだ」と思ってました。
>アメリカン・パイ
たしかにあれは長いです。
しかし、あのランキングでは、A面きっちりで収まる楽曲しかカウントしていなかった模様。
さらに、ボニー・タイラーの『愛のかげり』のように、フル・バージョンが7分もあるのにシングル盤が5分強という楽曲も、そのシングル盤の長さでカウントしていたようです。
即レスありがとうございます。
追記で申し訳ないです。
編集=コンピこのへんの定義は?ですが・・・。
ビートルズの場合同じアルバムでも英国と米国キャピトル編集は収録曲違う。
私が愛聴した1700円のミートザビートルズは日本編集。
ビートルズはステレオとモノ編集までありきりないですね。笑
私の場合ですが・・・。
・コンピはいろんな人の曲が入ってる企画物。
英国のNOWシリーズのような・・・。
・ベスト盤
アーテイストの主としてシングル集。
・編集盤。
上記のように国で収録曲が違うもの。
発売日・年によって収録曲のも相当するか?
アナログからCDの時代は追加やボーナストラック追加当たり前になってしまいましたね。
アナログシングルは時間制限ありますからね。
歌は3分間のドラマ。笑
oyajisannさん、詳しいご説明ありがとうございます。
つい先ほどWikipediaで調べたのですが、「コンピレーション・アルバム」の定義としては、「特定のテーマや一定のコンセプトに基づいて集められた楽曲によって構成された音楽アルバム」となっています。
さらに、「様々なアーティストの曲を収録しているが、特定のアーティストやグループの曲だけで構成されたものも少なくない」とのことでした。
なんだか最近は、こういうのも多様化してきてややこしそうですね。
ましてやビートルズの場合は、海賊版も含めて、いろいろな音源が世に出回っていますから、なおさらです。
おはようございます。
ビートルズの楽曲にはいろいろなエピソードがありますね。
この曲、ジョンではなくて、ポールがジュリアンのために書いた…という点がポイントで、自分の息子でもないジュリアンのことを思って書いた心優しきポールの人柄が表れているような気がします。
そのジュリアンも今では60歳!1996年には「ヘイジュード」のレコ―ディングで使った楽譜がオークションに出された際に、ジュリアン自身が落札されてます。
240さん、コメントありがとうございます。
『ヘイ・ジュード』に関しては、ジュリアンは「感謝しているけれど、あの曲にはいい記憶も悪い記憶もある」と語っていました。
なるほど、複雑な家庭環境が礎となった曲だと、それを聞いてしまうと、いろんなものがフラッシュ・バックしてしまうんだと思います。
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