ダリル・ホール(Daryl Hall)といえば、80年代を代表するポップス・デュオ、ダリル・ホール&ジョン・オーツ(ホール&オーツとも言う)のメンバーの1人。
そんな彼のソロ活動の代表曲がこの曲『ドリームタイム』。
実はこの曲、ファンの間ではかなり物議を醸している曰く付きの曲であります。
日テレの『24時間テレビ』のマラソン企画ですっかりおなじみになった、ZARDの『負けないで』。
その曲のイントロと、ダリル・ホールの『ドリームタイム』のイントロが、まったく同じだというんですね。
ちなみにダリル・ホールの方は1986年リリース。
ZARDの方が、1993年リリース。
どっちがどうしたかは、リリースの年月日を見れば明らか。
そういえばドリカムの中村正人さんは、アース・ウインド・アンド・ファイヤーのモーリス・ホワイトに、「私は、あなたたちの曲をパクりました」と告白したことがあるそうです。
するとモーリスは、「それでいいんだ」と回答。
おそらく中村さんは、尊敬するアースの曲からインスパイアを受けて、それに雰囲気の似た曲を作ってしまった、ということなのでしょう。
それゆえ、このZARDの件に関しても「これはダリル・ホールに対するリスペクトだ」と主張している人もいるほど。
しかし、こうあからさまにメロディが同じだと、リスペクトも何もないような気がしないでもないです。
ただ、人によっては「どっちも良い曲だからいいじゃん」なんて意見もあるようですが、私の場合、ZARDにそれほど思い入れがないだけに「なんだかなぁ」って感じです。
そんな曰く付きに2曲ですが、果たしてどれくらい似ているのか、それは皆さんの耳でお確かめください。



<<音時さんによる和訳はこちら>>


初登場は1986年8月2日の54位。
同年10月4日に最高5位を記録しています。




<<最高5位を記録したときのヒットチャートはこちら>>
(星船さんのブログより)

こちらがZARDの『負けないで』です。
SNSのコメントの中には、「『ドリーム・タイム』だと思ってたら、いきなり日本語の歌詞が出てきてビックリした」とコメントした人もいるようです。
坂井泉水さんは奇麗なんだけどなぁ…




こちらは『Live From Daryl's House』でのライブ映像です。