Leaving On A Jet Plane(悲しみのジェット・プレーン)/John Denver(ジョン・デンバー)
この曲、ジョン・デンバーのバージョンの印象が強すぎたせいか、ずっと彼のヒット曲だとばかり思っていました。
しかし、ヒットさせたのはピーター・ポール&マリー(以下:PP&M)の方で、ジョンはこの曲の作者でした。
もともとはジョンが、自費で制作したカバー・アルバムに収録されていたものを、PP&Mが気に入ってレコーディングし、1969年にシングルとして発売されました。
なお、当初のタイトルは『Babe, I Hate To Go』だったそうです。
その4年後の1973年には、ジョン自身のアルバム、『John Denver's Greatest Hits』にも収録されることとなります。
歌詞の内容は、フィアンセと分かれることとなった男性の悲しい思いを歌った歌となっていますが、その背景にあるのはベトナム戦争。
「あの飛行機に乗りたくない」の歌詞の中には、今から戦場へ向かわなければならない男性の心情が描かれているものと思われます。
なお、作者のジョン・デンバー自身は大の飛行機マニアとしても知られています。
1997年、休日中にジョンが搭乗していたプロペラ機が墜落して死亡。
帰らぬ人となってしまいました。
ちなみに彼の本名は、ヘンリー・ジョン・ドイチェンドルフ・ジュニア。
芸名のデンバーは、彼がこよなく愛したとされるコロラド州のデンバーから来たものとされています(Wikipediaより)
<<音時さんによる和訳はこちら>>
PP&Mのバージョンはこちら。
PP&Mのチャート・アクションです。
初登場は1969年10月18日。
同年12月10日に1位を記録しています。
どうやらこの曲、『TRAIN-TRAIN』の元ネタだったようですね。
映画『アルマゲドン』でも、この曲は使用されていました。
シャンタール・クレヴィアジックのバージョンとともにどうぞ。
コメント
2 件のコメント :
こんばんは。
この曲、いい曲ですよね。
洋楽を聴き始めた頃、60年代のチャートを調べまくった時期があり、PPMがこの曲をチャート1位に送り込んだことを知りました。
1967年に発表されたアルバムに収録されておりましたが、シングルカットされ、チャート1位を獲得したのは、その2年後だったんですよね。
240さん、コメントありがとうございます。
実をいうと、今回、この曲を取り上げるにあたって初めてPP&Mのバージョンを聞いたのですが、やっぱりジョンのバージョンを聞きなれているせいか、こちらの方が心に響きますね。
とくに、和訳動画の日本語字幕を目で追いながらジョンのバージョンを聞くと、涙が出そうになります。
PP&Mの方は、どちらかというとメロディの良さが際立つバージョンだと思います。
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