She's My Kind Of Girl(木枯らしの少女)/Bjorn & Benny(ビョルン&ベニー)
なんだか急に寒くなってきて、いよいよ秋本番といったところでしょうか。
そんな木枯らしが吹きそうなこの時期にぴったりな楽曲といえば、やはりこの曲。
まさにタイトル通りです。
といっても今年は、秋を通り越してもう冬に突入しそうですが…。
ところで、このビョルン&ベニー。
名前を言われてもピンとこない方もおられると思います。
この2人にフリーダとアグネッタをくわえれば、「ああ、あのグループね」と、すぐにわかると思います。
そうえす、ビョルン&ベニーはABBAを結成する前のベニー・アンダーソンとビョルン・ウルヴァースのこと。
ABBAが1974年に、『恋のウォーター・ルー』世界的スターの仲間入りを果たす4年前、この2人は『木枯らしの少女』をヒットさせています。
まさに、伝説の始まりはここから、といったところでしょうか。
日本リリースは、それから2年遅れること1972年。
どうもこの楽曲は日本の方でヒットしたらしく、その年には東京で開催された、、第3回世界歌謡祭が開催に2人は招かれています。
その世界歌謡祭に同伴したのが、アグネッタとフリーダ。
一説によれば、この流れがのちにABBAへとつながるのでは、とのことでした。
ちなみにこの曲、もともとは地元のスウェーデン制作の映画のために作られた楽曲で、その映画というのが、なんとソフト・ポルノ。
『Inga II: The Seduction of Inga』というタイトルで、これでググると、違法投稿動画サイトまで表示されます。
もし興味がある方は、覗いてみては(無論、私は責任を負えませんが…)。
なおこの映画、アメリカとスウェーデンで公開されたらしいですが、アメリカでは大ヒットしたらしいです。
<<和訳はこちら。>>
まさか! 剛がABBAを聞いていた?!
南沙織さんによるカバーです。
日本語でのカバーかと思われたのですが、英語でした。
コメント
4 件のコメント :
ビョルン&ベニーのこの曲は知ってましたが、まさかソフトポルノ映画に使われていたとは…。曲調、確かに「順子」に似て、愁いを帯びて、なんとなく分からなくもないですが、いや、やっぱりなぜこの曲が使われたのか…。
ちょっと経緯等、気になりますね。
240さん、コメントありがとうございます。
ちなみに、その映画の邦題は『ただれた関係』というのだそうです。
ますます経緯が知りたくなりますが、これに関しては、私も分かりません。
ただ、この映画を監督したジョセフ・W・サルノという人は、"その分野"では有名な方だったようで、セクスプロイテーション映画(『エマニエル夫人』のような映画)の草分け的存在だったらしいです。
「そういう方と一緒に仕事ができるなら」ということで、彼らもこの映画に楽曲を提供したのでしょうか?
RWが彼らに初めて接したのは中学3年生(1972)の高校受験勉強をしていた時期、インスタントラーメンをすすっていた時に深夜放送ラジオから流れてきた「ビョルン&ベニー」の「木枯らしの少女」を聞いた時が最初の出会いでした。秋風似合うセンチメンタルムードの青春時代の名曲は、シングルチャートTop10入りし50万枚を売り上げる大ヒットとなり今も脳裏に刻まれていますが、当時は完全に一発屋ですぐ消えるコンビだと思っていました。その後、2人の男性コンビが女性Wボーカルを前面に出した4人のコーラスグループとして「ピープル・ニード・ラブ」でリニューアルデビューした時も殆ど注目もせず・・。それが全世界で3億7千万枚を売り上げた伝説的人気ポップグループになろうとは想像だにしませんでした。そして「ビョルン&ベニー」が夫婦になっていたことに驚いたハタチの頃・・(笑)
ローリングウエストさん、コメントありがとうございます。
世代でない私がいうと、かなり後出しジャンケンになってしまいますが、『ピープル・ニード・ラブ』なんて、その後の大物ぶりの片鱗が見え隠れする楽曲だなと、思いましたよ。
>インスタントラーメンをすすっていた時に深夜放送ラジオから流れてきた
当時の深夜といえば今とは違って、正真正銘の孤独感漂わせる時間帯でしたよね。
そんな時間にこの曲を聞くと、余計に印象に残ってしまうかもしれません。
私なんて、昼間のラジオ番組で初めて聞いて、脳裏に焼き付いてしまったぐらいですから。
コメントを投稿