China Girl(チャイナ・ガール)/Hero(Hero英雄)
おそらくジャッキー映画の主題歌の中で、もっとも中毒性が高いのがこの曲、『チャイナ・ガール』だと思われます。
こちらも昭和55(1980)年に日本公開された映画、『拳精』の主題歌です。
そしてやはり、こちらも日本公開版のオリジナル。
タイトルは『チャイナ・ガール』になっていますが、この曲、間違いなくこの映画に登場する「五獣の拳」の妖精たちをイメージして作られたんじゃないか、と思うほど、この映画にぴったりマッチしています。
ただこの楽曲、原曲が存在していて、オリジナルはジンバブエ出身のアフリック・サイモン(シモーネ)というアーティストの楽曲だそうです。
ところで「五獣の拳の精」たち、レコード・ジャケットでは可愛く描かれていますが、実際の映画で見れば、かなり不気味。
それゆえ、この『チャイナ・ガール』が収録されていないオリジナル版は、ただの不気味な映画となっているそうです。
まさにこの映画、石丸博也さんの吹き替えと、この『チャイナ・ガール』にかなり助けられている、といった映画かもしれません。
歌っているアーティストはHeroとなっていますが、これはおそらく、安全バンドの元ボーカルだった長沢ヒロさんを中心に結成された、長沢ヒロ&HEROのことではないかと思われます。
このユニット、かつては高橋まことさんも在籍していて、ライブを中心に活動していたとか。
それゆえ、HEROの音源が正規で入手できるのは、この『チャイナ・ガール』だけなのだそうです。
ところでこの映画、私がテレビ放映で見たのが1982年か83年ごろ。
そのころはジャッキー・チェンが大人気だったため、私もそれに便乗するような形で、『ジャッキー・チェン主題曲集』なるカセット・テープを購入して、それをよく聞いていました。
そんなころに、クラスのあいだでは『チャイナ・ガール』の話題が、よく上がっていいました。
いくらジャッキー・チェンが人気だからといって、まさかみんな私と同じように、こんなマニアックなカセット・テープまで聞いているとは…。
と思ったりもしたものですが、よくよく話を聞いてみるとなんてことはない、クラスメイトのあいだで話題になっていた『チャイナ・ガール』は、デビット・ボウイの方の『チャイナ・ガール』でした(⇒⇒⇒)。
むしろ私の方は、この時初めて、デビット・ボウイという歌手が存在するらしいと、知った次第です。
こちらが原曲の『チャイナ・ガール』
この曲を1.5倍速にすれば、ジャッキー版の『チャイナ・ガール』なるそうです。
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