おそらく今年のクリスマスは、この曲があちらこちらでかかりまくりそうな、そんな予感がします。
そうです、今年の3月に坂本龍一さんが亡くなられて初めてのクリスマス。
日本には新盆というのはありますが、それのクリスマス・バージョンが注目される人物も、ちょっと珍しいのではないでしょうか。
さてこの楽曲、もうご存じの方も多いと思いますが、もとは大島渚監督の同名映画の主題曲です。
なんでも英語版のWikipediaによると、「映画自体は賛否両だったが、サントラの成功によりカルト的な名作となった」とのこと。
私は映画自体を見ていないので何とも言えないのですがその記事の内容、とらえようによってはものすごい言われようですね。
ところでこの曲、坂本さんの楽曲の中でもおそらく1番知名度が高い楽曲かと思われますが、当の本人は、なぜこんなにも人々から好まれるのか、よくわからなかったそうです。
のちに本人の分析によると、やはりシンプルで覚えやすいメロディが要因ではないかとのこと。
ちなみに坂本さんは、この曲の作曲中、何度も涙を流したそうです(Wikipediaより)。
のちにこの曲は、デヴィッド・シルヴィアンにより歌詞がつけられ、『禁じられた色彩』としてリリースされています。
その歌詞は、三島由紀夫の小説『禁色』がモチーフになっているのだそうです。

さて、この楽曲が使われている映画『戦場のメリークリスマス』ですが、これには坂本さん本人も出演されていることは、皆さんご承知の通り。
当時は、デビッド・ボウィとの共演もあり、この両名見たさに当時の女の子が多数、映画館に足を運んだそうです。




こちらが、デヴィッド・シルヴィアンの『禁じられた色彩』です。




押尾コータローとハラミちゃんによる、一発撮りコラボ・バージョンです。