五番街のマリーへ/ペドロ&カプリシャス

2024年1月20日土曜日

 

このグループ、よく赤い鳥と混合してしまうときがあります。
これはやはり高橋真梨子と山本潤子という、日本を代表する女性ボーカリストが所属していたということが関係しているのだと思われます。
それゆえ「あれ、どっちだっけ?」って、迷うこともしばしばです。
そんな、ペドロ&カプリシャスは、ペドロ梅村をリーダーに、昭和46(1971)年にレコードデビューを果たします。
ちなみに、そのときのリード・ボーカルは、『スペースコブラ』のオープンぐでおなじみの前野曜子さんでした。
この曲『五番街のマリーへ』は、昭和48(1973)年に、2代目ボーカリスト・高橋真梨子さんを迎えての2番目のシングルとして発売されました。
前作が『ジョニィへの伝言』だったこともあり、当時これらの楽曲を「無国籍ソング」ともいわれていたそうです。
当時のメンバーにはヘンリー広瀬さんも在籍していて、その彼こそが現在の高橋真梨子さんのご主人です。
現在はペドロ梅村さんの体調不良の関係で活動休止中とのことですが、平成30(2018)年には高橋さんの誕生日に合わせて40年ぶりに当時のメンバーが日本橋三井ホールに再集結。
『ジョニィへの伝言』や『五番街のマリーへ』など、数曲を披露したとのことだそうです。

ところでこの歌詞、いろいろと解釈が分かれているようですが、やはりこれは前作『ジョニィへの伝言』のアンサーソングではないか、との見方が決定的のようです。
『ジョニィへの伝言』がマリーの目線、『五番街のマリーへ』がジョニィ目線。
ただし、歌詞の内容からすれば、時系列が逆転しているような気がしないでもないですが、作詞を担当された阿久悠さんは、そのことを計算されていたのでしょうか?
2曲続けて聞くと、なんだか両曲の主人公の物語が目に浮かんできそうです。




こちらが前作の『ジョニィへの伝言』です。



ご本人と石川さゆりさん、松田聖子さんによるメドレーです。




おそらく元ネタは、スコットランド民謡の『ロッホ・ローモンド』かと思われます。
キングズ・シンガーズによるアカペラ・バージョンでどうぞ。



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コメント

2 件のコメント :

みん さんのコメント...

かんたさん、こんばんは。

「ロッホ・ローモンド」を聴いてびっくり!
しました。

郷愁を帯びたメロディーは、ここからなんですね。

確かに歌詞は、アンサーソングのようになっていますね。
いつも、この2曲、
どっちがどっちかわからなくなる事があって。
思いのほか、とても難しくて音程が取れない歌でもあります。

かんた さんのコメント...

みんさん、コメントありがとうございます。

実は『五番街のマリーへ』は、初めて聞いたのが10年ほど前なんです。
それ以前からキングズ・シンガーズの『ロッホ・ローモンド』は、よく聞いていました。
それゆえ、初めて『五番街のマリーへ』を聞いたときには、本当にビックリしました。

>どっちがどっちかわからなくなる事があって。

私もです。
ついこのあいだも『五番街のマリーへ』を聞いたばっかなのに、本記事をアップするのに『ジョニーへの伝言』を探していていました。
そんでもって探し当てた曲を聞いて、「あれ? 違う曲だ?」ってなってしまったのは、言うまでもありません。