Need You Tonight(ニード・ユー・トゥナイト)/INXS(インエクセス)

2024年1月27日土曜日

 

1980年のデビュー以来、初の全米第1位に輝くと同時に、世界的に彼らの人気を不動のものにした1曲でもあります。
これにより、オーストラリア出身の彼らは「南半球最強のロック・バンド」との異名持つようになったとか。
近年ではアップルのCMソングにも起用されたらしく、その知名度も若者の間でも、少し広まっているのではないでしょうか。
ちなみにそのCMの内容は、自動検索機能の付いた端末に「80年代の曲をかけて」と若者が問いかけたら、この曲のイントロが流れ出す、というもの。
なるほど、たしかにこの曲の持つ怪しげでどこかカッコいい雰囲気は、今の若者にも受けるはず。
リリースは1987年、アルバム『Kick』からのファースト・シングル。
この曲でスターダムにのし上がった彼らですが、その10年後の1997年にはボーカルのマイケル・ハッチェンスが自殺。
その後は、代わりのボーカリストをオーディション等で起用しながらバンド活動を継続していたそうですが、現在は自然消滅状態になっているようです。
マイケルはバンドのボーカリストというだけでなく、バンドの"存在そのも"でしたから、彼の損失は大きかったようです。
それでも2000年のシドニー・オリンピックでは、INXS名義で開会式に出演。
やっぱりオーストラリアを代表するバンドとしての存在は、ボーカリストを失っていても大きかったようです。


とりあえずPVでは、『ニード・ユー・トゥナイト』のあとに、『Mediate』という曲へと続きます。
紙をペラペラとめくっていくのが面白いですが、どうやらこれは、ボブ・ディランのドキュメンタリー映画『ドント・ルック・バック』(1967年公開)のオマージュのようです。。


YouTube版はこちら。
ニコニコ動画よりも、少し横長の映像です。
https://www.youtube.com/watch?v=MiVbq6ZnNc4

初登場は1987年10月24日の93位。
翌年1月30日に1位を記録しています。

※1988年1月2日はビルボードがお休みのため、データはありません


<<全米1位を記録した時のヒットチャートはこちら>>
(星船さんのブログより)


<<音時さんによる和訳はこちら>>


その『Mediate』のPVを見事にパクったと思われるのが、ウルフルズの『ええねん』。
まあ、この曲も良い曲なので、別にかまわないんですけれど…。



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コメント

4 件のコメント :

ローリングウエスト さんのコメント...

オーストラリアの洋楽アーティストと言えば、ビージーズ、オリビア・ニュートン・ジョン、エア・サプライ、リトル・リバー・バンド、カイリー・ミノーグ、AC/DC、ジェットなど沢山いますがそれぞれに個性が違いますね。INエクセスはまだ聴き込んでいないのでいつか特集記事を書いてみたいものです。

240 さんのコメント...

INXSは知っていても、タイトル見た時、「この曲は知らないなあ」と思って聞いたら、よく耳にした楽曲でした。
流行ってましたね~。当時はこの感覚がよく分からなかったんですが、すごくファンキーだったんですね。サウンドはピコピコサウンド系の80年代特有の音ですが…。
懐かしい。

かんた さんのコメント...

ローリングウエストさん、コメントありがとうございます。

リック・スプリングフィールドもオーストラリアのアーティストですよね。
あと、某大映ドラマの主題歌としてカバーされた、ムービング・ピクチャーなんてのもいました。
その割には、お隣のニュージーランドの有名アーティストが意外に少ないです。
探せば素晴らしいアーティストも見つかるのでしょうが、やっぱりお隣同士であっても、それだけ音作りの感覚が違うのでしょうか?

かんた さんのコメント...

240さん、コメントありがとうございます。

このアルバム、よく聴いていました。
当時は、リック・アストリーやカイリー・ミノーグといったダンス・ミュージックが流行っていて、そんな中「インエクセスが好き」なんて言おうものなら、凄く尊敬の眼差しで見られていたのを覚えています。
当時の若者は、「同じファンキーなノリでも、インエクセスのファンキーなノリは、音楽を聞きこんだ奴にしかわからない」という認識だったのかと思われます。