Alone Again (Naturally)(アローン・アゲイン)/Gilbert O'Sullivan(ギルバート・オサリバン)

2024年1月30日火曜日

 

ギルバート・オサリバンは1946年アイルランド生まれのシンガーソングライター。
デビューは1969年ですが、そんな彼のもっと有名な曲といえば、72年にリリースされた『アローン・アゲイン』。
この曲は日本でも、CMソングやいろいろな場面のBGMとして使用されています。
なかでも伝説的だったのは、テレビアニメ『めぞん一刻』のオープニング。
たしか第24話の1回だけ、この曲がオープニングとして使用されています。
その後、この曲が使用されなかったのは、諸説ありますが、やはり著作権等の問題があったようです。
要するに、番組の制作者側がオサリバンのこの曲を、無断で使用したということでしょうね。
ところでこの曲、その爽やかな曲調とは裏腹に、その誌の内容はかなり物悲しい内容となっております。
私は草刈正雄さんのカバー曲でその訳詞の内容に衝撃を受けたのですが、そのカバー曲、オリジナルの歌詞にかなり忠実なんだとか。
そんでもって『Alone Again』の和訳を調べてみれば、"悪い意味"で期待を裏切らない歌詞でした。
曲の雰囲気が良いもんだから、洋楽カラオケでチョイとええカッコしてやろうと思い、英語もわからないのに友人の結婚式の披露宴で歌おうものなら、大変なことになります。

それぐらい、この曲の雰囲気と歌詞の内容とのアンバランスさが際立っている名曲も珍しいのではないでしょうか。
とりあえず、オサリバン本人は「実話や体験談ではない」と断言しているようですが。




初登場は1972年6月17日の88位。
同年7月22日より4週連続、8月26日より2週連続、計6週間1位を記録しています。




草刈さんのカバーの音源が見つからなかったので、代わりと言っては何ですが、こんな人のカバーの動画を貼っておきます。
その草刈さんのカバーを探していたら、たまたま見つけたのですが、誰だかわかりますか?




幻となった『めぞん一刻』のオープニングです。



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コメント

6 件のコメント :

みん さんのコメント...

かんたさん、こんばんは。

タバコでしたか、なんか爽やかな緑の中で
この歌が流れるCMを見て
大好きになった曲です。

癒し系、オシャレ系とばかり思って
聞いていたところ(ほんとに、よく
聞いてました)
ある日、何気に歌詞を知り

驚いたのなんのって。
大丈夫?と思ったほどです。

あの爽やかな感じで歌われてるから
余計に怖いのかも。

英語わからないから、
聞いてはいますが
頭にはよぎります、必ず、、、。

かんた さんのコメント...

みんさん、コメントありがとうございます。

『アローン・アゲイン』の翻訳を初めて知ったのは2年ほど前のことでした。
さらにその2年ほど前には、渡米する知人のお別れパーティーがあって、「自分が歌を歌えたら、この楽曲を耳コピで歌おうか」なんて、妄想したりしたものです。
今にして思えば、妄想だけにしておいてよかったです。

240 さんのコメント...

こんばんは。

草刈正雄さんがカバーされたいたとは、全く知らなかったです。
もちろんギルバート・オサリバンは大好きなアーチストですが、この曲の歌詞、そういえば正確に理解していなかったなあと思ったら、確かに物悲しい歌詞だったんですね。
ギルバート・オサリバンって、ちょっとひねくれた歌詞を書く人なので、ある意味彼らしいなあと思いました。

かんた さんのコメント...

240さん、コメントありがとうございます。

>ギルバート・オサリバンって、ちょっとひねくれた歌詞を書く人なので

そうなんですか。
私もオサリバンの曲はそれほど聞き込んだことはないのですが、機会があれば、そこらあたりを重点的に聞いてみたいですね。

>草刈正雄さんがカバーされたいたとは、全く知らなかったです。

そういえばあの来生たかおさんも、オサリバンのファンだということです。
それゆえ、来生さんもこの曲をカバーされていました。

ローリングウエスト さんのコメント...

小生が彼の名前と風貌を初めて目にしたのは1972年、誰もが知っている最大名曲「アローンアゲイン」(全米1位)をひっさげて一挙に世界的ブレイクをした年です。「アローンアゲイン」のEP盤写真は刈り上げ髪型で鳥打帽を被りニッカボッカというアナクロな姿・・(帽子で頭でっかちが強調されて目つきもどこか変・・、曲芸一座の旅芸人かいな?)、当時はハードロック・プログレ・グラムロック全盛時代だったので、突然登場してきた時代錯誤の奇人変人にかなりの違和感を覚えたものです。しかし独特の感性を持つ不思議な人には一挙に魅せられてしまった!ピアノ・弦楽器を使った曲が多く哀愁漂う懐かしい曲調が多いのですが、アップテンポ曲もあったり陽気さも散りばめられたものも多く、その音楽性の幅広さに感心したものです。「アローンアゲイン」(哀愁曲)⇒「クレア」(ほのぼの曲)に続いて放った第3弾「ゲットダウン」とノリのいいリズム、色々な表情を見せてくれました。

かんた さんのコメント...

ローリング・ウエストさん、コメントありがとうございます。

挙げられた2曲のうち、『クレア』はCMなどでよく使用されていて、『アローン・アゲイン』に次ぐ名曲であり有名曲でもあります。
『ゲット・ダウン』は、本記事でも触れた『めぞん一刻』のエンディング・テーマとして使用されました。
そうです、『アローン・アゲイン』が使用された放送回のみに使用されました。
『アローン・アゲイン』のときは、エンディングでもオサリバンの曲が使用されていたことは知っていましたが、『ゲット・ダウン』だったということは、今回初めて知りました。