Puff, The Magic Dragon(パフ)/Peter, Paul & Mary(ピーター・ポール&マリー)

2024年1月2日火曜日

 

みなさん、新年あけましておめでとうございます。
令和6(2024)年の今年は辰年ということで、その一発目に紹介する楽曲は、やはりこれ。
洋楽の中では数少ない、「Dragon(龍)」を題材にしたが曲です。
『パフ』は1963年に、ピーター・ポール&マリーが大ヒットさせた曲。
メンバーのピーター・ヤローの学友だったレニー・リプトンが基盤となる歌詞を書き(当時19歳)、それにピーターが歌詞を付け加えて出来上がりました。
その歌詞のヒントになったのが、オグデン・ナッシュの童話『カスタード・ザ・ドラゴン』だそうです。
歌詞は、魔法のドラゴンであるパフとジャッキーという少年の交流を描いたもの。
不老不死であるドラゴンのパフに対してジャッキーには限りある命がある。
そのため歌詞の最後にはパフとジャッキーの別れの様子が描かれており、本来であれば、新年一発目にはふさわしくない楽曲かもしれません。
そしてその別れの描写は、「ジャッキーがベトナム戦争に行ったから」という解釈もなされていて、この曲を反戦歌としている人も少なくないのだとか。
また、この曲をドラッグ・ソングとして解釈している人も存在しているため、マリファナに厳しいシンガポールなどでは放送禁止になったとのこと。
もちろんピーター本人はこの解釈を完全に否定していて、「これは子供の成長の物語だ」としています(Wikipediaより)。
そしてこの曲、その親しみやすいメロディとファンタジックな歌詞の内容から、日本でも童謡としても歌い継がれているようです。
ちなみに私は、この曲を聞くと、どうしてもドリームワークスのアニメ『ヒックとドラゴン』を思い出してしまいます。




<<音時さんによる和訳はこちら>>


初登場は1963年3月9日の124位。
同年5月11日に最高2位を記録しています。




『おかあさんといっしょ』のバージョンです。



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コメント

6 件のコメント :

みん さんのコメント...

かんたさん、こんにちは。

洋楽に疎い私なので、タイトルだけではわからなかったのですが
曲を聴くと「パフ」は聞いたことがありました。
どこで聴いたのだろう?

昔のフォーク好きな方に、この方達の曲を数曲
MD(時代が…)に入れてもらっていたので
聴いていたのかも。そこも記憶すら遠いです。

カバーされていた「風に吹かれて」は
金妻を見ていたので聞いたことがありました。
ドロドロなドラマで流れる、ゆったりしたバージョンが
余計にちょっと怖かったです。

240 さんのコメント...

明けましておめでとうございます。
今年も宜しくお願い致します。

PPMのパフですか~。確かにドラゴン…、曲調はそんな感じしませんが。
英語のヒアリングには最適な歌詞、曲調も童謡的で大好きな1曲です。
こうした素朴なハーモニーを聞かせるグループ、やっぱりいいですね。

かんた さんのコメント...

みんさん、コメントありがとうございます。

私もです。
曲は知っていましたがタイトルは知りませんでした。
それだけ、有名な曲だったんでしょう。
初めてタイトルを知ったのは、NHKの歌番組か何かだったと思います。
ちょうどそのころはパフィーが流行っていて、当時、いしだあゆみさんと司会をしていたデーブ・スペクターは、「今の若い人たちは『パフ』よりもパフィーのほうしか知らないんじゃないですかねぇ」なんて言っていました。

かんた さんのコメント...

240さん、新年あけましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いします。

英語のヒアリングといえば、中1のときの英語の教科書の最後には、『風に吹かれて』の歌詞が記載されていました。
さらに、その教科書をもとにしたカセット教材の最後には、歌っている人は全然違う人ですが、その歌のほうも収録されていました。
あの時代のうたって、テンポがゆったりしているから英語の教材にぴったりなんだと思います。

ちなみに、中2の教科書の最後にはカーペンターズの『シング』が、中3の教科書の最後にはビートルズの『レット・イット・ビー』がそれぞれ記載。
そしてその教科書をもとにしたカセットテープ教材の最後には、それぞれの歌が収録されていました。
そんな中3のころは、、その『レット・イット・ビー』と『突然ガバチョ』のオープニングの『ア・ハード・デイズ・ナイト』のダブル・パンチで、すっかりビートルズにハマっていくのでありました。

☆彡ふらんぼう さんのコメント...

「魔法の龍は永遠だけど、少年はそうじゃない」の下りは何度聴いても切なくなります。
ここの解釈は、僕は「ジャッキーは大人になったのでパフを遊び相手として選ばなくなった」だと思っています。もっとシンプルに「人間には寿命がある」なのかもしれませんが…。

ちなみに冒頭の「Puff, The magic Dragon」を「Puff, The magic drug on」と解釈して「麻薬の歌だ」と言っていた人もいたそうでうすね。

ローリング・ストーンズのミック・ジャガーが「こんなダブル・ミーニングの詞を書けるのは大したもんだ」と言っっていた記憶が。

もちろん、ピーター・ヤーロウ(であってますか?(^_^;)は全面的にこの(麻薬の歌と言う)解釈を否定しましましたけどね。

かんた さんのコメント...

☆彡ふらんぼうさん、再びコメントありがとございます。

「Puff, The magic drug on」とは、ものすごいこじつけですね。
ミック・ジャガーのコメントは全く記憶にありませんが、彼が本当にそんなことを言っていたなら、そのこじつけを真に受けていたということでしょうか?
それはそれで、すごいことではありますが。