みなさん、新年あけましておめでとうございます。
令和6(2024)年の今年は辰年ということで、その一発目に紹介する楽曲は、やはりこれ。
洋楽の中では数少ない、「Dragon(龍)」を題材にしたが曲です。
『パフ』は1963年に、ピーター・ポール&マリーが大ヒットさせた曲。
メンバーのピーター・ヤローの学友だったレニー・リプトンが基盤となる歌詞を書き(当時19歳)、それにピーターが歌詞を付け加えて出来上がりました。
その歌詞のヒントになったのが、オグデン・ナッシュの童話『カスタード・ザ・ドラゴン』だそうです。
歌詞は、魔法のドラゴンであるパフとジャッキーという少年の交流を描いたもの。
不老不死であるドラゴンのパフに対してジャッキーには限りある命がある。
そのため歌詞の最後にはパフとジャッキーの別れの様子が描かれており、本来であれば、新年一発目にはふさわしくない楽曲かもしれません。
そしてその別れの描写は、「ジャッキーがベトナム戦争に行ったから」という解釈もなされていて、この曲を反戦歌としている人も少なくないのだとか。
また、この曲をドラッグ・ソングとして解釈している人も存在しているため、マリファナに厳しいシンガポールなどでは放送禁止になったとのこと。
もちろんピーター本人はこの解釈を完全に否定していて、「これは子供の成長の物語だ」としています(Wikipediaより)。
そしてこの曲、その親しみやすいメロディとファンタジックな歌詞の内容から、日本でも童謡としても歌い継がれているようです。
ちなみに私は、この曲を聞くと、どうしてもドリームワークスのアニメ『ヒックとドラゴン』を思い出してしまいます。




<<音時さんによる和訳はこちら>>


初登場は1963年3月9日の124位。
同年5月11日に最高2位を記録しています。




『おかあさんといっしょ』のバージョンです。