だいぶ昔、テレビの深夜番組で、名前は忘れましたがとあるカリスマ・モデルの日常を追ったドキュメンタリーが放映されていました。
その中で、お風呂上がりのリラックスタイムには、この大好きなジュリア・フォーダムの『ハッピー・エバー・アフター』を聞きながら、お肌のお手入れをするのが日課なのだったとか。
そんなイメージが残っているからでしょうか、たまに背の高いお姉ちゃんなんかを見つけると、「この人、ジュリア・フォーダムを聞いてそう」なんて、変な想像を膨らませたりです。

それはさておき、今回の主役、ジュリア・フォーダムは1962年、イギリスはポーツマス生まれのポップス・シンガー兼ジャズ・シンガー。
この『ハッピー・エバー・アフター』は、浅野ゆう子、柳葉敏郎主演のドラマ『ハートに火をつけて』(平成元年放映)では挿入歌として使用されていました。
そのため、日本でもすっかりおなじみとなったわけです。
ちなみに、「ハートに火をつけて」といえば、ドアーズの曲を連想される方もおられるかもしれませんが、そちらとは全く関係ないそうです。
実はこの曲、もともとは南アフリカを舞台に書かれたものらしいです。
それだけに、曲の雰囲気もどこかアフリカのテイストが盛り込まれています。
そんな曲の歌詞の内容はと言うと、「夢と希望に胸を躍らせながら南アフリカにやってきたけれど、思っていたのと違っていた」という、なんとも超現実的な歌詞なんだとか。
まだ当時の南アフリカといえば、まだアパルトヘイト政策が残っていて、情勢が不安定だったことも、この歌詞に影響しているのでしょうね。
曲調が物静かでどこか癒されそうではありますが、歌詞の内容を知ってしまうと、ちょっと癒されないかも。



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こちらは、その『ハートに火をつけて』の主題歌です。




彼女は、その美貌から、日本ではこんなCMにも出演していました。