私の職場ではBGM代わりにFMラジオをかけているのですが、そのとある番組では、音楽だけでなく地元の地域情報など、いろいろな情報やニュースを配信する番組があります。
数年前、その番組内で「銭湯」の話題が取り上げられたのですが、その後にかかったBGMというのがこの曲『St. Elmo's Fire (Man in Motion)』でした。
なにゆえ「銭湯」あとにこの曲なのか?
それはもちろん、「銭湯」の後だけに『セント・エルモス・ファイヤー（この曲の邦題）』…。
バンザ～イ!
実はその情報番組、チョイチョイこういったダジャレでBGMを選曲することが多いんです。
さてこの曲、1985年に公開された同名映画の主題歌でもあります。
歌っているのはジョン・パーという人。
名前だけ聞けばちょっと面白いかもしれませんが、れっきとしたロック・ミュージシャンです。
ちなみに、K-1などで活躍したキックボクサー、ジョン・ウェイン・パーとは全くの別人です。
この曲の大ヒットは1985年ですが、アーティストとしての活動は、1975年ごろから。
それまでの間は、なかなかメジャーレーベルとの契約に結び付かずにいたとか。
なかなかの苦労人だったんですね。
そんな彼も、この曲で一躍有名になるも、それ以降のヒット曲に恵まれず、ほとんど一発屋のようになっています。
ただ本人は、その後もソングライターとしても地道に活動していたらしく、一番有名どころでは、マリリン・マンソンにも曲を提供したことがあるそうです。
デヴィッド・フォスターとの共作とはいえ、これだけの曲が書ける人ですから、決して一発屋で追われる人ではないとは思います。
ところで話は変わりますが、1990年代に人気を博した日本のドラマ『愛という名のもとに』（鈴木保奈美主演）は、どうもこの曲が主題歌となっている『セント・エルモス・ファイヤー』のパクリではないか、との噂もあるそうです。
私はこのドラマを見ていないので、なんとも言えないのですが。



初登場は1985年6月22日の90位。
同年9月7日より2週連続1位を記録しています。



＜＜1位を記録したときのヒットチャートはこちら＞＞
(星船さんのブログより)

＜＜音時さんによる和訳はこちら＞＞

これは珍しい。
この曲の作者であるデビッド・フォスターとの共演ライブです。



これとは別に、『セント・エルモス・ファイアー 愛のテーマ』というインストゥルメンタル曲もあります。
こちらの方も、なかなかです。