Smooth Operator(スムース・オペレーター)/Sade(シャーデー)

全然知らなかったのですが、実はこの曲、全米で5位まで上がった曲だったんですね。
もちろんこの曲、ラジオなどでは頻繁にかかっていて、大流行りしていることは知ってはいました。
ちょうどこの曲『スムース・オペレーター』がヒットしたのは、1985年5月頃でした。
そのころというのは、プロ野球のナイター中継などで、毎週楽しみにしていた中村真理さんの『Billboard Top40』がことごとく中止させられる状況でした。
まさに当時のヒット・チャート・マニアだった私にしてみれば、このことは青春時代の大打撃。
こんな状況だから、この曲が全米で5位まで上がっていたことなど、知る由もなしといったところでしょうか。
その後、『Billboard Top40』は度重なるナイター中継がたたって、1986年の春には番組終了(関東地方では今でも放映しているそうです)。
それから急激にヒットチャートへの関心は薄れていき、私の音楽嗜好はシングル中心からアルバム中心のハード・ロックorヘヴィ・メタルへと移行していくことになりました。
もしあのまま『Billboard Top40』が続いていたら、今ごろ私の音楽の趣味の幅は大きく広がっていたかも。
ああ、憎にっくきナイター中継。
ところで、この曲、演奏しているのがシャーデー(Sade)というアーティストですが、このシャーデーというのは、よく歌っている女性のことだと勘違いしている人も多いようです。
シャーデーとはバンド名で、その女性ボーカルの名前であるシャーデー・アデュからそのバンド名がつけられました。
PVを見てもおわかりのように、このシャーデー・アデュというひと、エキゾチックムードが漂う超絶美人。
それもそのはずで、彼女のお父さんはナイジェリア人。
そういう血筋が影響しているからでしょうか、この曲も、どこかエキゾチックなムードが漂っています。
ちなみに曲のタイトルにもなっている、「Smooth Operator」とは、「要領がいい人」という意味。
またそれが転じて、「口説き上手」とか「女ったらし」と意味もあるのだとか。
なるほど、この曲の醸し出す雰囲気からすれば、ぴったりなタイトルです。
初登場は1985年3月2日の83位。
同年5月18日より2週連続5位を記録しています。
<<最高5位を記録したときのヒットチャートはこちら>>
(星船さんのブログより)
和訳版はこちら
<<音時さんによる和訳はこちら>>
なんと! サラ・ヴォーンも同名の曲を歌っています。
こちらは1959年に最高44位を記録。
シャーデーとは違って、ずいぶんリズミカルな曲です。
コメント
2 件のコメント :
かんたさん、こんにちは。
私もSadeが名前かと思っていました。
(ジャミロクワイのjkみたいなものですね)
この曲、当時は印象があまりなく
青木カレンさんの歌ったVerで「いい曲」って聞き直したものでした。
https://youtu.be/PJ16Rb-Rcc8?si=I0Mk6QmurYnrlEqA
サラ・ヴォーンはタイトルが同じなんですね。
こちらも初聞きでした。
勉強になります。
みんさん、コメントありがとうございます。
青木カレンさんのバージョンは初めて聞きました。
オリジナルよりも、テンポが速いんですね。
こっちのほうが洗練されたジャズ、って感じです。
>サラ・ヴォーンはタイトルが同じなんですね。
サラ・ボーンのほうは、「この女ったらしめ!」って談笑しながら、その人の話題に上がるイメージ。
シャーデーのほうは「お主も悪よのう」のイメージかな。
もちろんそのイメージは、歌詞の内容を全く無視したイメージです。
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