Centerfold(堕ちた天使)/J.Geils Band(J・ガイルズ・バンド)

2024年5月21日火曜日

 

J・ガイルズ・バンドは1967年に、アメリカはボストンで、バンド名を冠しているJ・ガイルズ(2017年没)を中心に結成されました。
そのJ・ガイルズ・バンドの最大のヒット曲がこちらになります。
近年は、日本のCMでも頻繁に使用されているため、あのイントロを聞いただけで「ああ、この曲か!」と思われる方も多いと思います。
ご機嫌でキャッチ―、それで親しみやすいメロディ。
ただ、そんなご機嫌で、それこそサビの部分は"みんなで歌えそう"なサウンドとは裏腹に、歌詞の内容はかなりスキャンダラス。
タイトルにある『Centerfold』というのは、雑誌の見開きのページのこと。
つまり「ヌード写真」を意味します。
そう、この歌詞の内容は、ある日、雑誌の見開きのページを開けば、そこには学生時代に憧れていた女の子の写真が載っていた、というもの。
皆さんの中にも、そんな経験ありますか?
さて、そんなJ・ガイルズ・バンドですが、デビューから1970年代まではブルース・ロックを基本としていました。
ピーター・ウルフの野性的なボーカルから、一時期は「アメリカのストーンズ」と呼ばれたこともあったとか(Wikipediaより)。
それゆえに、この『堕ちた天使』が大ヒットしたときには、「商業路線に走った」と、非難されたこともあったそうです。
ところでこの曲は、先述したとおり、近年は日本のCMでも頻繁に使われています。
その一方で、この曲がリリースされた1981~82年ごろには、化粧品のCMかなにかでも起用されていたはず。
私が80年代半ばにこの曲を後追いで聞いたときには、「あっ、CMで使われていたやつ」って、直感で思ったほどです。
しかし現在のところ、この曲のリリース時の82年ごろにには、何のCMに使われていたかはまったくの不明。
どなたか、覚えておられる方はおられますか?






初登場は1981年11月7日の70位。
翌年2月6日より6週連続1位を記録しています。


※1982年1月2日はビルボードがお休みのためデータはありません。

<<6週連続1位を記録したときのヒットチャートはこちら>>
(星船さんのブログより)


和訳版はこちら。



<<音時さんによる和訳はこちら>>


紅白でAdoさんの『唱』を聞いて「『堕ちた天使』を思い出した」というオジサンたちも多かったみたいです。




まさかの、日本の高校生たちによる吹奏楽演奏。
歌詞の意味知ってんのかなぁ?
おそらく、顧問の先生の青春時代の曲なんでしょう。



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コメント

4 件のコメント :

みん さんのコメント...

かんたさん、こんばんは。

「聴いたことある!」ってまず思いました(笑)
タイトルもアーティストも今日初めて知りました。

ビールのCM曲としての印象が強いのですが、80年代はわからなかったです。
このイントロを聴くと「ビール美味しそう」笑と思いますね。
サブリミナル?


そして洋楽の歌詞はストレートすぎて、いつもながらに驚いておりますです。

かんた さんのコメント...

みんさん、コメントありがとうございます。

そうですね。
この曲、ビールのCMの印象が強いですね。
何しろ、この曲2002年の頃からビール宣伝で使用されていますから。
その影響かどうかは知りませんが、20年前、テレビを見ていたら、とある今どきのギャルが携帯の着信音にこの曲を使用していてびっくりしました。

ローリングウエスト さんのコメント...

小生が初めてJ・ガイルズ・バンドに夢中になった象徴曲は1978年、イントロが実にカッコよく乗りいいリズムの名曲「ワンラストキッス」でした。当時は大学3年生、アメリカンTOP40曲を流し続けるFENラジオに齧りついてこのカッコいいナンバーを毎日聴きまくっていたものだなあ・・。70年代は目立ったヒットは少なかったですが、80年代に入ると乗りのいいPOPなロックナンバー「ジャスト・キャント・ウェイト」「カムバック」(1980)でヒットチャートを賑わしていきましたね。そして世界的なブレイクはやはり1982年 「堕ちた天使」で頂点を極めましたね! 6週間連続全米NO1を達成し「ナ・ナ~ナ・ナナナ、ナナナ~ナナナ、ナナ~ナ!」と能天気チックでおとぼけ調のサビ部分は日本国内でもTVCMに何度も使われておりサブミリナル効果で皆様の脳裏に刻まれている曲だと思います。歌詞をみると昔学生時代に憧れていた同級生がエロ本のヌードを晒しているのを発見し「俺の天使が堕落した・・(†∩†)う゛ぅ」と嘆く内容らしい。(苦笑) 

かんた さんのコメント...

ローリングウエストさん、再びコメントありがとうございます。

『ワン・ラスト・キッス』をググったら、先に宇多田ヒカルが出てきました。
J・ガイルズのこの曲も知りませんでしたが、宇多田ヒカルも同名のタイトルの曲を歌っていたんですね。
でもって、J・ガイルズのほうを聞いてみたのですが、なるほど、「アメリカのストーンズ」と呼ばれていたのも納得できます。

ところで「Centerfold」というワードでYouTubeで検索してみたら、同名のガールズグループが存在していたのが発覚しました。
そんでもって彼女たちの映像を確認してみたら…。

うぁー! マジで"Centerfold"や!!