J・ガイルズ・バンドは1967年に、アメリカはボストンで、バンド名を冠しているJ・ガイルズ(2017年没)を中心に結成されました。
そのJ・ガイルズ・バンドの最大のヒット曲がこちらになります。
近年は、日本のCMでも頻繁に使用されているため、あのイントロを聞いただけで「ああ、この曲か!」と思われる方も多いと思います。
ご機嫌でキャッチ―、それで親しみやすいメロディ。
ただ、そんなご機嫌で、それこそサビの部分は"みんなで歌えそう"なサウンドとは裏腹に、歌詞の内容はかなりスキャンダラス。
タイトルにある『Centerfold』というのは、雑誌の見開きのページのこと。
つまり「ヌード写真」を意味します。
そう、この歌詞の内容は、ある日、雑誌の見開きのページを開けば、そこには学生時代に憧れていた女の子の写真が載っていた、というもの。
皆さんの中にも、そんな経験ありますか?
さて、そんなJ・ガイルズ・バンドですが、デビューから1970年代まではブルース・ロックを基本としていました。
ピーター・ウルフの野性的なボーカルから、一時期は「アメリカのストーンズ」と呼ばれたこともあったとか(Wikipediaより)。
それゆえに、この『堕ちた天使』が大ヒットしたときには、「商業路線に走った」と、非難されたこともあったそうです。
ところでこの曲は、先述したとおり、近年は日本のCMでも頻繁に使われています。
その一方で、この曲がリリースされた1981~82年ごろには、化粧品のCMかなにかでも起用されていたはず。
私が80年代半ばにこの曲を後追いで聞いたときには、「あっ、CMで使われていたやつ」って、直感で思ったほどです。
しかし現在のところ、この曲のリリース時の82年ごろにには、何のCMに使われていたかはまったくの不明。
どなたか、覚えておられる方はおられますか?






初登場は1981年11月7日の70位。
翌年2月6日より6週連続1位を記録しています。


※1982年1月2日はビルボードがお休みのためデータはありません。

<<6週連続1位を記録したときのヒットチャートはこちら>>
(星船さんのブログより)


和訳版はこちら。



<<音時さんによる和訳はこちら>>


紅白でAdoさんの『唱』を聞いて「『堕ちた天使』を思い出した」というオジサンたちも多かったみたいです。




まさかの、日本の高校生たちによる吹奏楽演奏。
歌詞の意味知ってんのかなぁ?
おそらく、顧問の先生の青春時代の曲なんでしょう。