実際にシングルとしてヒットしたのは、2曲目の『トワイライト(Twilight)』ですが、アルバムでは1曲目の『プロローグ』から3曲目の『ロスト・ワールド2095』までは組曲になっております。
ですので、ライブでもこの3曲は、メドレーとして演奏されることも多いのだそうです。

そのエレクトリック・ライト・オーケストラ(以下:ELO)は、1970年代から1980年代前半に活躍したイギリス出身のロック&ポップス・バンド。
もともとは、ストリングスなどを多用したスタイルで人気を集めていたのですが、そのストリングスも、徐々に当時流行していたシンセサイザーへと変貌を遂げていきます。
そして最終的には、そのストリングスをすべて排除した結果、メンバーは3人だけになってしまいました(サポート・メンバーは除く)。
この『トワイライト』は、1981年リリースのアルバム『タイム~時へのパスポート』に収録されているシングル・ナンバー。
ちょうどこのころになると、今までのトレードマークだったストリングスを大幅にカット。
それゆえに「過度の商業主義に成り下がった」との批判も多かったようです(Wikipediaより)。
それでもこの曲『トワイライト』は、どういうわけか、とりわけ日本での人気が高く、今までにCMソングなど、数多くのタイアップとして起用されています。
なかでも、リリースから24年後(2005年)のタイアップは超有名。
もしかして、そのころにに青春を過ごされた方からすれば、「うわぁ! 懐かしい!」ってなるかも。
ちなみにのアルバム、ELOのボーカルでありアルバムのプロデューサーでもありすべての楽曲の作詞作曲を手がけたジェフ・リンによると、「タイム・トラベルをコンセプトにしたアルバム」なのだそうです。
ビルボードのHOT100では38位と低調でしたが、このことに関して評論家のバリー・デルブは、「『タイム』は単なる一つ一つの孤立した曲ではなく、連続した物語として構成されている。トップ40ラジオ局で孤立して聞かれた場合にはあまり意味をなさなかった」と述べています(Wikipediaより)。

※映像は手塚治虫さんのアニメ『メトロポリス』から抜粋したものを編集し、それを使用しているものと思われます。



こちらは『トワイライト』のチャートアクションです。
初登場は1981年10月24日の79位。
同年11月28日より2週連続38位を記録しています。



<<2週連続38位を記録したときのヒットチャートはこちら>>
(星船さんのブログより)


和訳版はこちら。
3曲目はありませんが。



<<音時さんによる『プロローグ~トワイライト』の和訳はこちら>>
<<音時さんによる『ロスト・ワールド2095』の和訳はこちら>>

昔懐かしい『電車男』のオープニングです。




せっかくなので、こちらも。