Prologue~Twilight~Yours Truly, 2095(プロローグ~トワイライト~ロスト・ワールド2095)/Electric Light Orchestra(エレクトリック・ライト・オーケストラ)

2024年5月25日土曜日

 

実際にシングルとしてヒットしたのは、2曲目の『トワイライト(Twilight)』ですが、アルバムでは1曲目の『プロローグ』から3曲目の『ロスト・ワールド2095』までは組曲になっております。
ですので、ライブでもこの3曲は、メドレーとして演奏されることも多いのだそうです。

そのエレクトリック・ライト・オーケストラ(以下:ELO)は、1970年代から1980年代前半に活躍したイギリス出身のロック&ポップス・バンド。
もともとは、ストリングスなどを多用したスタイルで人気を集めていたのですが、そのストリングスも、徐々に当時流行していたシンセサイザーへと変貌を遂げていきます。
そして最終的には、そのストリングスをすべて排除した結果、メンバーは3人だけになってしまいました(サポート・メンバーは除く)。
この『トワイライト』は、1981年リリースのアルバム『タイム~時へのパスポート』に収録されているシングル・ナンバー。
ちょうどこのころになると、今までのトレードマークだったストリングスを大幅にカット。
それゆえに「過度の商業主義に成り下がった」との批判も多かったようです(Wikipediaより)。
それでもこの曲『トワイライト』は、どういうわけか、とりわけ日本での人気が高く、今までにCMソングなど、数多くのタイアップとして起用されています。
なかでも、リリースから24年後(2005年)のタイアップは超有名。
もしかして、そのころにに青春を過ごされた方からすれば、「うわぁ! 懐かしい!」ってなるかも。
ちなみにのアルバム、ELOのボーカルでありアルバムのプロデューサーでもありすべての楽曲の作詞作曲を手がけたジェフ・リンによると、「タイム・トラベルをコンセプトにしたアルバム」なのだそうです。
ビルボードのHOT100では38位と低調でしたが、このことに関して評論家のバリー・デルブは、「『タイム』は単なる一つ一つの孤立した曲ではなく、連続した物語として構成されている。トップ40ラジオ局で孤立して聞かれた場合にはあまり意味をなさなかった」と述べています(Wikipediaより)。

※映像は手塚治虫さんのアニメ『メトロポリス』から抜粋したものを編集し、それを使用しているものと思われます。



こちらは『トワイライト』のチャートアクションです。
初登場は1981年10月24日の79位。
同年11月28日より2週連続38位を記録しています。



<<2週連続38位を記録したときのヒットチャートはこちら>>
(星船さんのブログより)


和訳版はこちら。
3曲目はありませんが。



<<音時さんによる『プロローグ~トワイライト』の和訳はこちら>>
<<音時さんによる『ロスト・ワールド2095』の和訳はこちら>>

昔懐かしい『電車男』のオープニングです。




せっかくなので、こちらも。



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コメント

4 件のコメント :

みん さんのコメント...

かんたさん、、こんばんは。

いまだに、プログレとは何ぞや?とジャンルがわからない人です(苦笑)
ELTに関しては、クラッシック好きな方がお好きという
イメージがあります。
ELTってイメージなんですけど、組曲みたいな感じがします。
緻密に作られているような。


電車男、懐かしいですね。
映画版の方が印象があるのですが、
実話なんですよね?
テレビ版の、サンボマスターの曲は覚えているのに
ドラマ版の配役がうる覚えでした。音楽強しです。
アニメ版まであるのは、知りませんでした!

かんた さんのコメント...

みんさん、コメントありがとうございます。

プログレというのはプログレッシブ・ロックの略称です。
そもそのそのプログレッシブ(progressive)というのは、直訳すると「進歩的な」という意味になるそうです。
それゆえプログレの定義はファンの間でも分かれるようですが、私みたいに細かな定義を気にせず、ただただカッコいいからプログレを聞いている、というのは邪道なのかもしれません。

>ELTってイメージなんですけど

ELTはEvery Little Thingの略で、伊藤一郎さんや持田香織さんらによるユニットですね。
ここで紹介したのはELO。
これはエレクトリック・ライト・オーケストラの略で、ジェフ・リンが中心になって活動しています。
それに似たような名前のユニットがELP(EL&Pとも表記)。
こちらはエマーソン・レイク&パーマーの略で、名前の由来はメンバー3人のそれぞれの苗字をとって、それをそのままユニット名にしました。
ELOは人によってはプログレと呼べるかどうかは微妙なところがありますが、ELPは完全にプログレです。
さらにELPは、クラシック音楽を独自アレンジでカバーすることが多いですから、おそらくみんさんが思われているイメージは、ELPのほうではないかと思われます。

>アニメ版まであるのは、知りませんでした!

本記事で紹介したオープニングは、ドラマ版(本編)のオープニングで、アニメ版とは違います。
アニメ版『電車男』については、放送終了後、視聴者からのその問い合わせや要望が殺到したそうですが、結局、それは実現しなかったようです。
ただ、こういうオープニングだと「アニメ版があるの?」って勘違いしてしまいますよね。
とりあえずアニメ版というわけではありませんが、そのオープニングに登場するアニメキャラを主人公にした、『月面兎兵器ミーナ』という作品はあるようですが。

みん さんのコメント...

かんたさん、再びこんばんは。

説明くださって、ありがとうございます!
ELTは、完全に書き間違いですが
ELPとELOは、完全にELPと間違っています。
私が勘違いしているのは、ELPです!
教えてくださり、ありがとうございます。

ジャンルはわからない、
洋楽の名前すらわからないという
ただただ聞いているだけの音楽ファンでございます…。
(最近の日本のアーティストさえ読めない、わからないです💦)

かんた さんのコメント...

みんさん、コメントありがとうございます。

最近の日本のアーティストは、AdoとかYOASOBIとかいきものがかりといった具合に、比較的読みやすくなっていますよ。
30年前にビジュアル系が流行っていたころなんて、ほとんどなじみのないフランス語とか、わけのわからないアルファベットなどが羅列されていて、本当に何かの暗号文みたいに読みにくかったです。