ザ・ナックといえば何かと一発屋扱いですが、実はこの『グッド・ガールズ・ドント』という曲、全米で11位まで上がっているんですね。
TOP10入りまであと一歩。
いや、もしかしたら、この曲がTOP10入りしていたら彼らも一発屋扱いされていなかった?
さらにこの曲、隣国カナダでは1位になっていますし、ニュージーランドでは20位と、決して悪くない成績です。
にもかかわらず、一発屋扱いされてしまうのは、よほど『マイ・シャローナ』のインパクトが強かったんだと思います。
それでもこの曲、よくよく聞いてみると、のちにグリーン・デイやグーグー・ドールズに強い影響を与えたのようにも思われます(サビの部分が「グーグー・ドールズ」に聞こえる?)。
アルバム『ゲット・ザ・ナック』では、A面最後の6曲目に収録されていて、CDだとそのまま『マイ・シャローナ』へと続きます。
CDでアルバムを何度か聞いている私としては、この展開はなかなかお気に入りで、もしかしたら当アルバムのハイライトかもしれません。
事実、ロサンゼルス・タイムズのロバート・ヒルバーンは、本曲を「アルバム『ゲット・ザ・ナック』のハイライト」と称しています(『AllMusic』より)。
ただ、これほどのエネルギー全開なアルバムをリリースしてしまうと、後が続かなくなるのも当然と言えば当然かもしれません。
それだけに、ちょっともったいないバンドではありました。





初登場は1979年9月1日の82位。
同年11月10日より2週連続11位を記録しています。



＜＜2週連続11位を記録したときのヒットチャートはこちら＞＞
(星船さんのブログより)


＜＜音時さんによる和訳はこちら＞＞
当時はこの歌詞、「女性蔑視では」との批判も浴びたようです。


当時はビートルズの再来として売り出していただけのことはあって、こんな曲もカバーしています。