ニック・ロウとニック・ローズ。
洋楽を聞き始めたころは、よく間違えたものです。
それもそのはず、2人ともイギリスのミュージシャンですし、2人ともバンド活動をしている(していた)ミュージシャン。
ニック・ローズは言わずと知れたデュラン・デュランのキーボーディスト。
ニック・ロウは、ブリンズリー・シュウォーツやロックパイルを得てソロ活動へ。
そんな両ニックには、ちょっとした類似点があっただけに、私自身も少しこんがらがりました。
しかも今回のこの曲、曲調がかなりポップな仕上がり。
デュラン・デュランのニックの方が当時はアイドル的な人気を博していましたから、どうしても「こちらの曲はデュランのニックの方か」と勘違いしてしまいます。
それだけ、こちらのニックの曲は、親しみやすい仕上がりになっているわけです。
全米ヒットチャートは最高12位。
ニック・ロウ自身にとっては、アメリカで最も成功した楽曲となりました。
プロモーション・ビデオでは、自身の結婚式の模様をビデオでおさめたものを、そのまま使用。
ちゃっかりPVの製作費を浮かすという、したたかさを見せたりもしています。
ちなみにこの曲、ヒットした2年後には三遊亭園丈さんが、『恋のホアン・ホアン』というタイトルでカバーされています。
ニック・ロウに三遊亭園丈、これまた異色の組み合わせというべきか。




初登場は1979年7月28日の82位。
同年9月29日より3週連続12位を記録しています。



<<3週連続12位を記録したときのヒットチャートはこちら>>
(星船さんのブログより)


和訳版はこちら。


<<音時さんによる和訳はこちら>>


こちらがその園丈さんのカバー・バージョンです。




その『恋のホワン・ホワン』を5年前にカバーしていたのが、宇佐蔵べにというアイドル歌手。
なるほど、これはこれでアリかも…。
演奏は20秒からです。




これ、カップリング曲かな?
同シングルには、英語バージョンもありました。
もちろんタイトルは『Cruel To Be Kind』です