えっ! この曲、1位じゃなかったんだ。
しかも全米の最高順位は24位!
まさかTOP10はおろか、TOP20にすら入っていなかったとは!
ビリージョエルといえば『オネスティ』。
『オネスティ』といえばビリー・ジョエル。
私の80年代生まれの知人でさえ(その人はピアノが得意です)、「ビリー・ジョエルといえば『ピアノマン』か『オネスティ』ぐらいしか知らない」というぐらい、彼にとっては代名詞のような曲です。
しかしその現象は、どうやらそれは日本のみのよう。
そのきっかけとなったのは、リリースと同時のこの曲が、ココアのCMで起用されたことでしょう。
外国人のモデルさんが、マグカップでカッコよくココアを飲み、そのバックグラウンドで流れていたのが『オネスティ』。
しかも、そのCMがあまりにも印象が強かったためか、私などは、ビリー・ジョエル本人がそのCMに出演していたものだとばかり思っていました。
そんな日本限定の名曲ゆえに、85年に発売された『ビリー・ザ・ベスト』のオリジナルのアメリカ盤には、この曲は収録されていません。
しかも面白いことに、この曲、いろいろな人にカバーされているのですが、そのアーティストは全員日本人。
唯一の海外アーティストであるデスティニーズ・チャイルドでさえ、そのカバーは日本の企画盤。
この企画盤で『オネスティ』を歌ったビヨンセは、「日本のファンのために何かスペシャルな曲を用意したい」と言いう意向で、この曲をカバーしたというのですから(Wikipediaより)、いかに『オネスティ』が日本限定で愛されているかが、よくわかる事例です。
ちなみにこの曲、アルバム『ニューヨーク52番街』からのサード・シングルで、アルバム自体は世界初の商業用CD、つまり世界で初めて販売目的のために制作されたCDでもあります(Wikipediaより)。





初登場は1979年4月21日の71位。
同年5月26日より2週連続で24位を記録しています。



<<2週連続24位を記録したときのヒットチャートはこちら>>
(星船さんのブログより)

和訳版はこちら。
曲のタイトルコールとともに大歓声が?
よくよく考えたら、このライブ映像は東京ドーム公演のときのライブ映像でした。



<<音時さんによる和訳はこちら>>


日本での『オネスティ』の地位を決定づけたCMです。
もう40年以上も前なのに!
ナレーションは古谷徹さんだったんですね。