21st Century Schizoid Man(21世紀のスキッツォイド・マン)/King Crimson(キング・クリムゾン)

2024年6月15日土曜日

 

この曲が収録されているアルバムは『クリムゾン・キングの宮殿』ですが、そのジャケットの強烈なインパクトから、「ついジャケ買いしてしまった」という方も多いのではないでしょうか。
私もそのうちの1人なのですが、ただ私の場合、それ以前によく聞いていたエマーソン・レイク&パーマーのグレッグ・レイクが在籍していたということで、キング・クリムゾンに興味は持っていました。
まさか彼らの代表作にしてデビュー作のジャケットが、こんなにインパクトのあるものだとは、夢にも思っていませんでした。
リリースは1969年。
そして今回ご紹介するこの『21世紀のスキッツォイド・マン』は、アルバムの1曲目に収録されています。
以前紹介した、バグルスの『ラジオスターの悲劇』同様、ボイス・チェンジャーを効果的に起用した、彼らの代名詞的な代表曲です。
では、その「スキッツォイド・マン」とはどういう意味?
実はこれ、精神○常者という意味なのだそう。
よってこの曲の発売当初のタイトルは『21世紀の精神○常者』という、なんともおぞましいタイトルでした。
もちろんこのタイトルではいろいろと問題があるということで、いまから20年ほど前このようなタイトルに改変されました。
ただし、私が持っているアルバムでのタイトルは、以前のままですので、もしかしたらそのアルバム、意外とヴィンテージものかも。
それはともかく、このキング・クリムゾンは1968年にイギリスで結成されたロック・バンド。
リーダ的存在であるロバート・フリップ(g)以外はとても流動的なため、ほとんど彼のバンドのようになっています。
そんなキング・クリムゾンには、かつて拙ブログでも紹介したエイジアのボーカル&ベーシスト、ジョン・ウェットンも在籍していました。
なお、そのロバート・フリップは幼少期から地元のクラシックギターの教室に通っており、その同じ教室には、のちのメンバーとなるグレッグ・レイク(b,vo)も在籍していたとのことす(Wikipediaより)。
ちなみに、『妖怪ウォッチ』の『ゲラゲラポーのうた』でおなじみとなったキング・クリームソーダというユニット名は、このキング・クリムゾンから来ています。
おそらくノリとしては、B.B.クイーンズに近いのかもしれません。



<<和訳はこちら>>


最近は、吹奏楽でも演奏されているみたいです。




一応、話題が出たので。



にほんブログ村 音楽ブログ 懐メロ洋楽へ
にほんブログ村

にほんブログ村 音楽ブログ 洋楽へ
にほんブログ村

コメント

2 件のコメント :

ローリングウエスト さんのコメント...

『21世紀の精神異常者』はカラオケ歌いまくりで毎回絶叫するわが定番曲です!(笑) ビートルズ解散前のLAST金字塔「アビーロード」をNO1の座から蹴落とし、ビートルズ時代を終焉させたといわれる2枚のアルバムは「クリムゾンキングの宮殿」&「レッドツェッペリンⅡ」です。当時はまさにハードロック&プログレの夜明け、1969年の象徴的な主役交代の節目となりました。 無名の新人バンドだった「キング・クリムゾン」の1st盤のジャケ(鼻の穴を広げた驚愕の顔)は衝撃的でしたね~!「墓標:エピタフ」や「ムーンチャイルド」を素晴らしい静謐曲。壮大な展開と余韻を織りなしながら激しい曲調の中で幕を閉じていく最後の曲「クリムゾンキング゙の宮殿」もカラオケの絶頂時で歌います。(笑)

かんた さんのコメント...

ローリングウエストさん、コメントありがとうございます。

プログレのカラオケって、インストがほとんどじゃないですか!
昔、伊藤政則さんの知り合いがプログレのカラオケが好きで、それを聞かされた伊藤さん本人は「長くてインストがほとんどで、ウンザリした」っていうことでした。
もっとも伊藤さん曰く「歌っている本人は『そこがいいんだよ』ってことだった」そうです。