I Love Rock'n'Roll(アイ・ラブ・ロックン・ロール)/Joan Jett & The Blackhearts (ジョーン・ジェット&ザ・ブラックハーツ)

2024年6月8日土曜日

 

恥ずかしながらつい最近まで知らなかったのですが、ジョーン・ジェットって元ラナウェイズだったんですね。
「おいおい、今ごろ何言ってんだ」って話です。
1982年にこの曲『アイ・ラヴ・ロックン・ロール』を大ヒットさせたジョーン・ジェットは、1958年、アメリカはフィラデルフィア生まれ。
1975年にサンディ・ウエストとともにラナウェイズを結成します。
女の子だけのラナウェイズの当時の平均年齢は16歳!
ボーカルのシェリー・カーリーは、ほとんどランジェリー姿で歌うもんだから、彼女らの存在はほとんどキワモノ扱いだったとか。
そんな彼女らが4年足らずで解散後に、ジョーンがこの楽曲を大ヒットさせます。
彼女以外の他のメンバーがめぼしい活躍をしていなかったため、DJの中には「ラナウェイズの中で、本物のロックンローラーは彼女だけだった」と意地悪なコメントをする人もいたようです。
ところでこの曲、実は1975年のアローズのカバー曲。
同年、ジョーンがテレビで演奏されるアローズの『アイ・ラヴ・ロックンロール』に感銘を受けて、のちに自らがカバーすることとなります。
なお、ジョーンがこの楽曲を最初にレコーディングしたのは1979年。
セックス・ピストルズのスティーヴ・ジョーンズとポール・クックをバンド・メンバーに加え、『You Don't Own Me』のB面として発売されました。
その3年後、自らのバンドであるザ・ブラック・ハーツを従えて再録音したものが大ヒットしました。
ちなみにDragon Ashの6枚目のシングル『I LOVE HIP HOP』では、この楽曲のサビの部分をサンプリングで使用。
これがどうも無断使用だったみたいで、オリジナル側とかなりもめた模様。
現在はこの『I LOVE HIP HOP』の作者名義は降谷建志と『アイ・ラブ・ロックン・ロール』の作者であるアラン・メリル名義となっております。

ところで、明日6月9日は語呂合わせで「ロックの日」ということらしいです。
それにちなんで、この曲を選曲しました。





初登場は1982年2月6日の63位。
同年3月20日より7週連続1位を記録しています。



<<7週連続1位を記録したときのヒットチャートはこちら>>
(星船さんのブログより)


和訳版はこちら。



<<音時さんによる和訳はこちら>>


PVの冒頭で流れる楽曲はこちら。



オリジナルはこちらになります。




ついでにこちらもどうぞ。



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コメント

6 件のコメント :

みん さんのコメント...

かんたさん、こんばんは。

この方、かの「チェリーボム!」の方でしたか!!
初知りでした。
過激な衣装と、その曲しかイメージにないですが…。
当時、明星を買っていたのですが、付録の
歌本(コードや楽譜)にもありました。
あの頃の楽譜は、付録とは思えないほどのよく出来たものでした。


この曲、エレファントラブという(真心ブラザーズのYO-KING含む3人組)
ヒップホップグループ
「抱きしめよう ~ I LOVE ROCK'N ROLL」の中でもサンプリングされていました。

マイナーなので、あまり知られていないかも…です。
DJは、リップスライムのFUMIYAです。

結構かっこいいサンプリングや曲があったんです。
あ、好きすぎて長文になるところでした(笑)

かんた さんのコメント...

みんさん、コメントありがとうございます。

エレファントラブ、エレファントカシマシ、ミッシェルガンエレファント。
日本3大エレファント・ユニット?
『抱きしめよう ~ I LOVE ROCK'N ROLL』はシングルCDとしてリリースされているみたいですが、YouTubeで検索したところ、動画は見つかりませんでした。
かなりマニアックなんですね。

ちなみにソニーミュージックの公式サイトでこの曲が紹介されているのですが、そこ書かれている紹介コメントというのが、「電撃の象軍団(エレファントラブ)からのロック魂を聴け!」でした。
これ、スコーピオンズのことを知っている人なら、思わず笑ってしまうコメントであります。

みん さんのコメント...

かんたさん、再びこんばんは。

エレファント、多いですね。
そして、同年代の方達ぐらいですね。

エレファントラブのアルバムは
洋楽が好きな方なら「あれ?これは??」と
いうのが、聞こえると思います。
スコーピオンズの事も含め
面白いかもしれません😊
トラックもかっこよいです。

かんた さんのコメント...

みんさん、コメントありがとうございます。

>洋楽が好きな方なら「あれ?これは??」と
いうのが、聞こえると思います。

いわゆるパクリではなく、ワザとそういうのをぶっこむパターンですか?
つんく♂やパフィーに楽曲を提供したときの奥田民生がよくやってた手法です。
ああいうのって、私のようなオジサンれんちゅが聞けば、思わずニンマリしてしまうんですよね。

みん さんのコメント...

かんたさん、再コメントありがとうございます!
何の曲か、気になります。

KANさんの曲で、
ビートルズを思い起こす的な感じかな?
フレーズに入ってるとか。

あ、このリフって、とかは
聞いててわかるのですが
洋楽わからなすぎて
タイトルが出てこないのが、なんとも、、、です。

かんた さんのコメント...

みんさん、コメントありがとうございます。

私の知る限りだと、パフィーの『これが私の生きる道』の間奏部分ではビートルズの『デイ・ドリッパー』のイントロのギターのリフを、ほとんどそのまま使用していました。
さらに『サーキットの娘』でも、ルロイ・アンダーソンの『そりすべり』が登場。
また、一説によると奥田民生は、パフィーの楽曲でモーツァルトまでぶっこんでいたらしいです。

つんく♂に至ってはもはや常習犯で、『恋のダンスサイト』はジンギスカンのパロディですし、『ハッピー・サマー・ウエディング』のイントロは完全にドナ・サマーの『ホット・スタッフ』そのまんまです。
そんなつんく♂の遊び心はモー娘。だけにとどまらず、その派生ユニットであるプッチモニ(作曲家のプッチーニをパロった名前?)の『ちょこっとLOVE』では、突然ナックの『マイ・シャローナ』が出てきます。
さらに、これでもう終わりかと思ったら、今度は『Mr.Moonlight ~愛のビッグバンド~』でレッド・ツェッペリンの『ブラック・ドッグ』をぶっこんでくる始末。

こういうの、聞き手のとらえ方にもよるのですが、彼らは絶対に「パクった」わけではなく、狙ってやっていたと思います。