1984年のボン・ジョヴィの記念すべきデビュー・シングルです。
当時はまだ、ヘヴィメタというジャンルが一般的ではなかったため、アルバムもシングルもいまひとつだった彼ら。
そんな彼らが、自身の手で80年代のヘヴィメタ・ムーブメントを巻き起こし、一気にスターダムにのし上がったのが1986年です。
そして何よりも、ボン・ジョヴィの人気に火がついたのは、本国アメリカよりも我が国日本でした。
デビューした同年に初来日した彼らは、日本のファンから熱烈な歓迎を受けるのでありました。
そのことがきっかけで、親日家になった彼ら。
次回作の『7800°ファーレンハイト』では、「TOKYO ロード」なって曲も収録し、その熱烈ぶりを伺わせます。
ジョン自身もライブなどで、「最初に自分たちを評価してくれたのは日本のみんな」と公言するほど、日本のファンを高く評価しているようです。

その一方で、米国の批評家の中には「日本人(の女の子)は、外国人なら誰でも『キャーキャー』いっている」と、イジワルな批評する人もいたようです。
それに対して、こちらも日本人気がすさまじかったMr.Bigのエリック・マーティンは「そんなことはない。日本のファンは物凄く耳がいいんだ」と日本のラジオ番組で反論。
なるほど、言われてみればそうかもしれません。
なにしろ、日本から火がついたクイーンやチープ・トリックも、後々スターダムにのし上がっていきましたからね。
エリックが言うように、日本のファンは侮れないかもしれません。





初登場は1984年2月28日の92位。
同年4月21日に39位を記録しています。



<<39位を記録したときのヒットチャートはこちら>>
(星船さんのブログより)


和訳版はこちら。



<<音時さんによる和訳はこちら>>


こちらは石川秀美さんの『ミステリー・ウーマン』。
当時はボン・ジョヴィのパクリではないかと、話題になりました。




ボニー・タイラーの『ヒーロー』に続いて、麻倉未稀さんもカバーしています。
やはりこちらも大映ドラマ、『乳姉妹』の主題歌でした。
なお、こちらの曲は、先ほどの石川秀美さんの曲がリリースされた直後のこと。
石川秀美側のスタッフも、さぞや焦ったことでしょう。