エア・サプライといえば、1980年に大ヒットした『ロスト・イン・ラブ』がデビュー曲と思われがちですが、実は彼らのレコード・デビューは1977年。
結成はその2年前の1975年です。
もともとオーストラリアで結成された彼れは、地元では人気の高ユニットでした。
そんな彼らにとって、1980年こそがアメリカでのデビューであり、世界進出した年でもありました。
彼らは、ラッセル・ヒッチコックの爽やかなハイトーン・ボイスから、日本では「ペパーミント・サウンド」と呼ばれ、夏の定番になって…、いるのはどうやら日本だけのようです。
おそらく海外で「ペパーミント・サウンド」といっても、「何のこと?」という答えが返ってくるのがオチでしょう。
そのためでしょうか、彼らのベスト・アルバムとなると、そのジャケット・デザインは、日本仕様のものと海外仕様のものとでは異なるようです。
当然、日本仕様のデザインは、完璧に夏を意識したデザインとなっています。

ところで、彼らは80年の全米デビュー以降、数々のTOP5ヒットを飛ばしていますが、実は彼らの全盛期は、わずか3年間だけだったんですね。
1983年の『渚の誓い』を最後に、ビルボードのTOP10から姿を消しています。
その3年間でTOP5のヒット曲は8曲ということですから、めちゃめちゃ密度の濃い音楽ユニットだったんですね
そんな彼らの唯一の全米№1がこちら。
『The One That You Love』というタイトルですが、邦題は『シーサイド・ラブ』。
相変わらず夏とは全然関係のない放題を…。
と、言いたいところですが、そもそも彼らのユニット名がエア・サプライなのだから、紛らわしいっちゃ紛らわしいわけですが…。




(アルバム・バージョンはこちらになるようです。⇒⇒⇒)


初登場は1981年5月16日の59位。
同年7月25日に1位を記録しています。
なんだかんだ言いながら、ヒットしたのは夏だったようです。


<<1位を記録したときのヒットチャートはこちら>>
(星船さんのブログより)


<<音時さんによる和訳はこちら>>


おそらく本人たちですら、レコード通りに再現するのは不可能なのほどの難曲、ということでしょうか?




なんかこ、ういう映像を見てしまうと、彼らの女ったらしぶりを発揮した、こちらのPVを思い出してしまいます。
とりあえず全米5位まで上がった大ヒット曲ですが。