All You Zombies(オール・ユー・ゾンビーズ)/The Hooters (フーターズ)

2022年7月23日土曜日

 

ズン・チャチャ、ズン・チャチャ、ズン・チャチャ…

このリズムがレゲエ特有のリズムだとするならば、このフーターズの『オール・ユー・ゾンビーズ』もレゲエということになるのでしょうか。
もちろんこの曲は、レゲエ・ファンからもフーターズのファンからもレゲエ・ミュージックとしては認識されてはいませんが、「レゲエテイストの強い曲だな」と以前から感じていたのは、私だけかもしれません。

フーターズは1970年代に、アメリカはフィラデルフィアで結成されたロック・バンドです。
もちろん、この名前を聞いて別のものを連想された方もおられるかもしれませんが、こちらの名前の由来は、鍵盤ハーモニカの別称から来ているのだそうです。
そしてそのバンド名が表す通り、彼らは他の曲では、鍵盤ハーモニカやリコーダー、マンドリン、アコーディオンといったような、ロックとは縁遠いような楽器を駆使して、ご機嫌なサウンドを生み出しています。
この曲はそんな彼らのデビュー曲。
やはりテイストにはレゲエが含まれて入るものの、その曲調はレゲエの爽やかさとは裏腹に、ちょっと暑苦しさもあるかもしれません。
それでもこの曲、私のお気に入りの1曲。
80年代の洋楽ファンの間では、バンドの主要メンバーであるロブ・ハイマンは、あのシンディ・ローパーの名曲『タイム・アフター・タイム』の作者としても知られています。

ちなみにもうひとつのフーターズの由来は、英語でのフクロウの鳴き声である「Hoot, hoot」から来ているのだそうです。
つまりフクロウの左右の目が、女性の大きな乳房を連想させることからこの名前にしたのだとか。
つまり、フーターズ(Hooters)とは、英語の俗語で女性のオッパイを表すのだそうです。




初登場は1985年5月18日の89位。
同年6月29日に最高58位を記録しています。



<<和訳はこちら>>


2007年にはSandraと言いうアーティストがカバーしているみたいです。




こちらがフルバージョン。
6分近くもあります。

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コメント

6 件のコメント :

240 さんのコメント...

こんばんは。
フーターズ、大好きなバンドでした。
なぜこの曲がファーストシングルカットされたのかよく分かりません。
なぜならその後「And We Danced」「Day by Day」の方が数倍カッコいいですからね。
当時、来日した際に行きたかったコンサートです(観た記憶はないのですが)。

でもこの当時の洋楽は懐かしいですね~。

ローリングウエスト さんのコメント...

ゾンビ―ズは懐かしいですが、フーターズの『オール・ユー・ゾンビーズ』は初めて聴きました!実にカッコいいでしゃないですか!ズン・チャチャ、ズン・チャチャ、ズン・チャチャ…、イントロはドンヘンリー「ボーイズ・オブ・サマー」が重厚になった感じ、ピンクフロイドにも少し雰囲気が似ています。ギターワークはクラプトン風、でもやっぱレゲエですね!こりゃ気に入りました!

かんた さんのコメント...

>240さん

そうですか…
私もフーターズは、大好きなバンドの1つですが、やっぱりこの『オール・ユー・ゾンビーズ』がフーターズのなかで一番好きな曲で、一番カッコいい曲だと思っています。
『And We Danced』や『Day by Day』は、どちらかというと元気をもらえる曲かな。
この2曲は、のちの『Satellite』とともに、テンション上げ上げソングです。

かんた さんのコメント...

>ローリングウエストさん

気に入ってもらえてうれしいです。

>イントロはドンヘンリー「ボーイズ・オブ・サマー」が重厚になった感じ

そうです。
私も、イントロではありませんが、この曲で延々打ち鳴らされるドラムの音は、『ボーイズ・オブ・サマー』のドラムの音と似ているなと、思っていました。

そういえば昔、この曲が『ミュージック・トマト・ワールドで』で流れたとき、DJのマイケル富岡さんが英語で「Don Henry ナンチャラカンチャラ」って紹介していました。
この曲、ドン・ヘンリーがなんだかのかたちでかかわっているんでしょうかね?
ググってみても、その辺のことは詳しく記載されていませんでした。

ローリングウエスト さんのコメント...

イーグル特集は何度も公開したのですが、各自メンバーのソロ特集はまだ1回もやっていなかった!そろそろドンヘンリー特集も企画せねば・・!(前期高齢者が近いボーイズ オブ サマー)
しまなみ海道記事を公開していますのでまた是非遊びに来られて下さいね~。(東に住むローリングウエスト、西に向かう)

かんた さんのコメント...

>ローリングウエストさん

私の年代になると、イーグルスはリアルタイムでは聞けませんでした。
ただ、ソロ活動となると、ドン・ヘンリーとグレン・フライは、イーグルス・ソロの2大巨頭。
『ボーイズ・オブ・サマー』『エンド・オブ・イノセンス』『ヒート・イズ・オン』『ユー・ビロング・トゥ・ザ・シティは、よく聞きました。