正直言って、初めてこの曲を聞いた当初は、この2人の組み合わせの凄さが、よくわかりませんでした。
もちろん、ポールはビートルズ時代から知っているのでわかるのですが、片方のマイケル・ジャクソンといえば、当時はまだ、私の中では「スクーターのCMに出ていたオジサン」ぐらいの認識でしかなかったのです。
それもそのはずで、あえて言い訳をさせてもらうなら、この曲が発売されたのが1983年10月3日。
全米1位に輝いたのが12月10日。
そのころの私といえば、ちょうどヒットチャートの追っかけを始めたか始めなかったかぐらいのとき。
それゆえ、『スリラー』というモンスター・アルバムの存在を知ったのも、1984年の4月頃かと。
そんな私ですから、ポールとマイケルの黄金コンビの奇跡を知らなくて、当然といえば、当然なわけです。
まあ、言い訳はそれぐらいにして、60年代70年代を代表するスーパースターと、70年代80年代を代表するスーパースターが、夢の競演を果たしているわけですからね。
これを野球に例えるなら、時空を超えた野村克也と松坂大輔の黄金バッテリー、っていうのはちょっとズレてますかね。
ところでこの曲、当然、2人の才能が見事に絡み合った1曲であって、作曲は、それぞれが歌っているパートを作曲したのだとか(Wikipediaより)。
スーパースターの個性と個性が、ぶつかり合うことなく融合し合う、とはまさにこのことを言うんでしょうね。

余談ではありますが、弟が中学生のときの英語のテストで、「sayの三段活用を答えよ」という問題で、「say say say」と回答してバッテンを食らったそうです。
ちなみに、この問題の正解は「say said said」ですね。
この曲のタイトルは、どうやら中学の英語教材としては、よろしくなかったようです。


<<音時さんによる和訳はこちら>>

初登場は1983年10月15日の26位。
同年12月10日より3週連続、翌年1月7日から2週連続、計5週間1位を記録しました。


※12月31日はビルボードがお休みのため、データが存在しません。


2015年には新バージョンもリリースられています。
完璧にマイケル・ジャクソンの独壇場ですが、もうマイケルの歌になっています。


おそらくポールのライブでは、これとは逆に、すべてのパートを彼が1人で歌うんでしょうね。
残念ながら、その映像は無かったです。
ライブではこの曲、やらないのかな?